試合の概要
いよいよスタートした2022-23シーズンのUEFAネーションズリーグ。4日(日本時間5日)のリーグA・グループA3第1節では、イタリアとドイツが対戦する。イングランド、ハンガリーとも同居するグループで勝ち抜けるチームはどこになるのか。
イタリア
カタール・ワールドカップ出場を逃したイタリア。直近のアルゼンチンとの「フィナリッシマ」でも0-3と完敗を喫し、まさに再建中といったところだろう。その上で、4日のドイツ戦は良い試金石となる。
ロベルト・マンチーニ監督も「最初は苦しくても、将来的には喜びを感じられるようなチームを作る必要がある。EURO2020以来、私たちはゴールを決めるのに苦労している。できるだけミスをしないようにしなければならない」と意気込みを語る。
ジョルジョ・キエッリーニが代表を引退し、一時代が終わりを告げたアッズーリ。再スタートを切る上でネーションズリーグは絶好の大会に。現時点でのベストメンバーを並べる可能性があり、ビッグマッチに注目したいところだ。
注目選手:レオナルド・ボヌッチ
近年はアッズーリのキャプテンとして絶対的なレギュラーに君臨するボヌッチ。盟友ジョルジョ・キエッリーニが去り、よりチームにおける責任感は増していることだろう。3月、まさかの敗戦に終わった欧州予選北マケドニア戦では負傷のために欠場。ボヌッチの後方からのフィードがあればと思ったファンも少なくないだろう。ドイツ戦で後方から攻撃の一手にも期待したい。
予想フォーメーション(4-3-3)
- GK:ドンナルンマ
- DF:ディ・ロレンツォ、アチェルビ、ボヌッチ、エメルソン
- MF:ヴェッラッティ、ジョルジーニョ、バレッラ
- FW:ベラルディ、ベロッティ、インシーニェ
ドイツ
EURO2020では失意のベスト16敗退となったが、その後にハンジ・フリック監督が就任するとチームは復活を遂げた。3月のオランダ戦で引き分けるまで8連勝を達成し、さらにその8試合での失点はわずかに「2」と文句をつけるほうが難しいチームを作り上げた。
もっとも、フリック監督はそう多くの変化をもたらしたわけではない。あくまでも選手たちにハードワークを促し、素早い攻守の切り替えを徹底させた。さらに、ジャマル・ムシアラ、ニコ・シュロッターベック、ダヴィド・ラウムといった若手選手を積極的に登用し、競争意識を高めさせた。
これまで比較的格下との対戦が多かったため、フリック監督もこのイタリア戦、ひいてはネーションズリーグがチームにとって試金石になると確信している。
「このような大会は、まさに私たちが必要としているものだ。次のステップに進むことが重要だ。最近は(FIFAランキングの)トップ10に入らないチームと対戦することが多かったが、これからは本当に質の高いチームと対戦することになる」
注目選手:ティモ・ヴェルナー
2021-22シーズンはプレミアリーグ21試合で4ゴール。ストライカーとしては物足りない数字で、ゴールを決める姿以上にシュートを外すシーンが印象に残った。そんなヴェルナーだが、ドイツ代表では異なる一面を見せる。直近の7試合で6ゴールを記録。ハンジ・フリック監督就任後に復活した選手の一人だ。適切な役割を任せれば、危険な選手であるだけにイタリア戦ではそのスピードから目が離せない。
予想フォーメーション(4-2-3-1)
- GK:ノイアー
- DF:ケーラー、ジューレ、リュディガー、ラウム
- MF:キミッヒ、ゴレツカ、ミュラー、ハヴァーツ、サネ
- FW:ヴェルナー
放送・配信予定
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年6月5日(土)日本時間3:45
- 解説:戸田和幸 実況:下田恒幸
- 会場:スタディオ・レナート・ダッラーラ
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