オーストラリアの攻撃シーンだ。65分、右サイドからオーストラリアが日本ゴールに迫っていく。FWボイルのクロスにフルスティッチが走り込むと、スライディングした守田と接触したタイミングでホイッスル。守田のファウルを取り、PKを与えた。ただ、リプレイで見ると、ファウルがペナルティーエリア中か外かが微妙で、最終的にVARが介入したことでジャッジがPKからFKに変わった。
この場面では主審が映像を見に行くことなく、VARだけのオンリーレビューとなった。なぜこの場面でオンリーレビューになったかに対して平畠氏は、「主審の方の裁量ではなく中か外かのファクトが大事なので、事実として外でしたということでオンフィールドレビューする必要がなかった」と回答。廣嶋氏は「その通りです」とし、説明が合っていると答えた。
これに続き、PK判定がFKに変更された後に守田に対してイエローカードが与えられたことに言及。このポイントについても平畠氏は「守田選手はボールにプレーしようとしてファウルになってしまったので、ボックスの中だとPKになった瞬間に一段下がるSPAという考え方になるのでカードは出ない。でも、ボックスの外でFKになったから、そのままイエローカードになった」と回答し、廣嶋氏から「100点です」とお墨付きをもらった。
改めてこのシーンを解説した廣嶋氏は、「このシーンをファウルにした理由」と「コンタクトポイントが中か外か」のVARを確認するための二つのポイントを強調。「ファウルについては主審の判断を受け入れつつ、コンタクトポイントに関してはVARと交信して外の判断を下した」と当時の状況を解説している。
また、最後に廣嶋氏は「これはファクトなので今の競技規則とするとVARオンリーレビューで大丈夫なシーンだと思います」と判定をサポートした。
今後はどんなシーンがピックアップされるのか。『Jリーグジャッジリプレイ』に注目したい。
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀Jリーグジャッジリプレイ
- 配信:DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- MC:桑原学
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。