今節最大の注目カードは、10位の名古屋グランパスと首位を走る横浜F・マリノスによる一戦だ。横浜FMは優勝に向けて勝点3がほしいところ。しかし名古屋とのアウェイゲームは現在2連敗中だ。優勝争いのプレッシャーもかかる中、一筋縄ではいかない展開が予想される。
番組ではこの一戦を『WINNER Pickup Match』として注目。佐藤寿人氏と西川結城氏が試合の展開を解説した。両チームそれぞれの視点から、勝利へのキーワードとポイントを語っている。
まず、佐藤氏は『横浜FMの攻撃に対する名古屋の守備』をポイントに挙げた。横浜FMの強みは幅を取り相手の背後を取る攻撃、精度の高いクロスとそれに合わせるFWと説明。対する名古屋はクロスボールからの失点が少ない。中谷進之介、丸山祐市、藤井陽也の最終ライン、さらに守護神ランゲラックの"跳ね返す力"が強く、相手攻撃陣をゴール前で自由にプレーさせていないためだ。
クロスが強みの攻撃を展開するチームと、クロスボールの処理が安定した守備陣を持つチーム。どちらが上回るのかが注目ポイントの一つとなる。
西川氏は『メンタリティ』にフォーカス。横浜FMの選手たちは昨季終盤に優勝を意識し過ぎたことを反省し、今季は目の前の試合を勝つことに集中していると語った。チーム一丸でこの試合に臨むことに期待を寄せた。
一方、名古屋視点で見た際にはマテウスの出場可否がポイントと話す。現在マテウスは負傷により戦線を離脱している。しかし練習では強度を上げているため、メンバー入りの可能性に言及。名古屋はセットプレーが一つの武器であるため、マテウスが復帰することで強みが増すと予想したわけだ。
加えて横浜FMには、今季セットプレーを苦手としているというデータも。セットプレーでの被クロス成功率は34.8%でリーグワースト3位。対する名古屋は中谷がセットプレーから2ゴールを上げている。セットプレーが勝負を分ける可能性もありそうだ。
当初は佐藤氏が1-1のドロー、西川氏は0-2で横浜FMの勝利と予想。ディスカッションを踏まえ、番組としての予想は1-0で名古屋の勝利となった。
優勝争いを左右する一戦。ホームの名古屋が堅守を武器に首位チームの独走に待ったをかけるのか。それとも横浜FMが3シーズンぶりの優勝に向けて邁進するか。両チームの攻防から目が離せない。
スコア予想
| 対戦カード | 予想くん | 佐藤寿人 | 西川結城 |
|---|---|---|---|
| セレッソ大阪 vs.湘南ベルマーレ | 2-1 | 1-0 | 2-0 |
| アビスパ福岡 vs.ヴィッセル神戸 | 1-0 | 1-1 | 1-2 |
| 鹿島アントラーズ vs.FC東京 | 1-1 | 1-1 | 2-1 |
| サンフレッチェ広島 vs.浦和レッズ | 0-0 | 2-1 | 2-0 |
| サガン鳥栖 vs.京都サンガF.C. | 1-1 | 2-1 | 1-1 |
| 北海道コンサドーレ札幌 vs.川崎フロンターレ | 2-2 | 0-2 | 1-2 |
| 名古屋グランパス vs.横浜F・マリノス | 1-1 | 1-1 | 0-2 |
| ガンバ大阪 vs.柏レイソル | 1-1 | 1-2 | 2-2 |
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