ヘタフェのアンヘル・トーレス会長が、レアル・マドリード退団のMFギャレス・ベイルから逆オファーを受けたことを明かした。
ヘタフェのワンマン会長は8日に来季ユニフォームの発表会見に出席し、その場でサプライズ発言を繰り出した。何とベイルの代理人ジョナサン・バーネット氏から、ウェールズ代表MFの獲得を逆オファーされたというのだ。
「45分前にガレス・ベイルの代理人と話したよ。彼のことを売り込まれた。コーチ陣、強化部門と話合わなくてはいけない」
ベイルのレアル・マドリードからヘタフェへの移籍は、とりわけ金銭的に極めて難しそうだが、スペイン『マルカ』は決して不可能ではないとの見解を示す。
ベイルは根を深く張っているマドリードに住み続けながら、11月のカタール・ワールドカップ(カタールW杯)を目指すために、同地のクラブに在籍することを希望しているという。ベイルが現在抱えている目標は、カタールW杯にできる限り最高のコンディションでたどり着くことであり、金は二の次の様子。バーネット氏は同選手がレアル・マドリードで受け取っていた年俸1200万ユーロをヘタフェに支払えないことを承知の上で、売り込みをかけたとのことだ。
その一方で、ラ・リーガ屈指の健全経営で知られているヘタフェは現在、もちろんヘタフェレベルとしてではあるが、金銭的に余裕がある状況とされる。その理由は昨夏の移籍市場でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンにDFマルク・ククレジャ(移籍金1800万ユーロ)、今夏の市場でナポリにDFマティアス・オリベイラ(1500万ユーロ)を売却したためとのことだが、トーレス会長は今夏の移籍市場で10選手近くを補強する必要に迫られており、手にした金をベイルだけに使えるというわけではないようだ。
また、ヘタフェが最近に獲得したトッププレーヤーとしては、今季アトレティコ・デ・マドリードから獲得したMFビトロが挙げられる。ヘタフェはネットで500万ユーロという高額な年俸の一部を負担してビトロをチームに加えたものの、同選手は相変わらず怪我を繰り返し、この賭けは失敗に終わった。
果たして、ヘタフェはビトロに次ぐ大物を、世界的スターレベルの大物選手を獲得するのだろうか。『マルカ』は「ベイルはトッププレーヤーだ。キケ・サンチェス・フローレスは誰とも比較できないシュート、ヘディング、フリーキックの持ち主で、一人で試合に勝たせる選手を戦力に加えられることを歓迎するだろう。ウェールズ代表はプレーすること、ワールドカップ前に価値を示すことを必要としている。得点力を持つ選手が手に入るというのは、ベイル獲得における重要な結論となる」との言葉で記事を締めている。
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