昨年は激動の1年だった。
3月の国際親善試合とFIFAワールドカップ2022カタールアジア2次予選のメンバーとして日本代表へ初招集されると、韓国との親善試合ではさっそくピッチへ。最初で最後のチャンスになるかもしれない一戦で、山根は“ゴール”という結果を残し、一気に代表メンバーに定着していった。
ただ、これまで代表とクラブを掛け持つ形でシーズンを過ごしたことがなかった山根にとって、その日々は決して簡単なものではなかった。
日本代表を経験することにより新しい課題を見出す一方で、再びクラブに戻ったら今度は川崎フロンターレの下で異なった課題に取り組まなければならない。その場所、その場所で、求められるものが違うことで「自分のプレーを見失っていた時期もあった」と言う。
そんな苦しい1年を経たからこそ、山根の考えは整理されたと言っていい。
代表の舞台で自分が出たときに何をしなければいけないのか。かつてのように「自分の存在を知ってもらうためにどう表現するか」を考えるのではなく、「自分の持っていること以上はできない。持っているものを活動期間中に120%でやるだけ」と迷いはなくなった。
今回、ここまで右サイドバックのレギュラーを務めていたDF酒井宏樹が怪我のため不参加。それにより山根にチャンスが回ってくる可能性がある。11月のオマーン戦以降、試合に出られない悔しさを抱えていた山根からすれば、チームでレギュラーポジションを確保するためにも、そして夢に描くW杯出場を見据えても、大きな意味を持つ試合になることは間違いない。大事な一戦に向け、山根は思いを強めている。
「現時点で大きなチャンスが目の前にあると思う。今までのサッカー人生で一番大きな試合になると思いますし、本当に大きな覚悟を持って準備していきたい」
これまでも重要な局面で結果を残してきたのが山根でもある。オーストラリアとの大一番。右サイドからの攻撃に期待したい。
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オーストラリア対日本|試合日程・配信・放送予定
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■配信内容
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