頼もしき男が帰ってきた。ケガの影響で前回の“1月・2月シリーズ”の招集を見送られていた吉田麻也が満を持して勝てばワールドカップ出場が決まる大一番のタイミングで日本代表に復帰。運命の一戦に向けた心境を明かした。
長年、日本代表を支えてきたCBであっても、少しの間留守にしただけでも改めて日の丸を背負うことに感じるものがあるという。「若い頃に先輩たちから『代表を逃すな』と言われてきた中で思いがけないケガをしてしまった。それは悔しいこと。年齢も年齢になってきたので、自分の体はタフだと思っていたけど、過大評価せずにもっと突き詰めないといけない」と反省の弁を述べ、「代表は素晴らしい場所だな」と噛みしめた。
だからこそ、オーストラリア戦を前にして思うことはシンプルだ。「オーストラリアに勝つこと。『引き分けでもOK。次もある』と思わずに戦うことが一番大事」と気を引き締め、「これまでオーストラリアを圧倒した試合はない。ただ、0-0で進めばプレッシャーを感じるのは相手。そこは賢く戦い、先に失点しないようにしたい」と展望。未だ勝ったことがないオーストラリアとのアウェイゲームに勝ってワールドカップ出場を決めることが「チームの成長につながる」と語気を強めた。
思い返せば、苦しい船出であった今回の最終予選もこの“3月シリーズ”で終わり。ホームでの初戦を落とし、第3戦までに2敗を喫する苦しいスタートであったが、一丸となり戦い、自力で7大会連続でのワールドカップ出場を決められる状況にまで持ってきた。キャプテンとして初めて戦い抜いた最終予選。明日訪れる歓喜の瞬間の中心にはきっと背番号22の姿があるはずだ。
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オーストラリア対日本|試合日程・配信・放送予定
W杯アジア最終予選では、日本代表のホームは地上波(テレビ朝日)とDAZNが同時に中継・配信を行うが、アウェイではDAZNが独占配信する。
■配信内容
試合日時:3月24日(木)18:10 キックオフ
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