ロベルト・マンチーニ率いるイタリアは、2018年10月のウクライナ戦以降、37試合にわたって無敗の快進撃を続けてきた。しかし7日(日本時間)にサンシーロで行われたUEFAネーションズリーグ準決勝において、スペインと対戦すると、1点を追う展開だった42分、DFレオナルド・ボヌッチが2枚目の警告で退場。前半アディショナルタイムには2点目を奪われるなど、10人で厳しい戦いを強いられた。
それでも83分、FWフェデリコ・キエーザがスペインのミスを突いて抜け出し、MFロレンツォ・ペッレグリーニのゴールをアシストして1点を返したが、イタリアは1-2で敗れ、決勝進出を逃すと同時に、無敗記録も「37」で途絶えた。
後半開始から途中出場した37歳のキエッリーニは、試合終了後、『Rai Sport』のインタビューに応じると、敗戦が今後の成長の糧になると強調している。
「まさにここミラノで負けてしまったのは残念だが、これまでに自分たちが刻んできた記録をとても誇りに思っている。今に知る話ではないが、スペインは強豪であり、難しい試合になることは分かっていた。自分たちを苦境に追い込むことができる相手が存在することを認める必要がある」
「このチームは、さらに大きく進化していかなければならない。今日の敗戦は、成長の行程の1ステージだと考えている。勝利にこだわっていただけに、残念な結果だが、次のワールドカップ(W杯)へ向けて、重要な過程であると思う」
さらにユヴェントスのベテランDFは、同じくスペインと対戦した7月のEURO2020準決勝と比較しつつ、反省点を述べた。
「いくつかのシーンにおいて、もっと上手く試合をコントロールするべきだった。10対11にはなったが、もう少しで試合を立て直せそうだった。教訓とすべきことがいくつもあったと思う。7月のような試合コントロールとコンパクトさが今夜はやや足りなかった。スコアを取り返そうと焦りすぎてしまったが、相手の方が良いプレーをしていることを受け入れ、落ち着いてプレーすべきだった」
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