オーストラリアとの負けられない一戦で輝いたのは、最終予選初出場の男だった。
7日のサウジアラビア戦でプレー機会のなかった田中碧は、今回のオーストラリア戦で初先発を飾ると、中盤で縦横無尽に動きながらチームの攻撃を構築。今予選初の4-3-3システムを採用した中で、インサイドハーフに入った田中は「守備の時により前から行くのと、攻撃の時にボールをしっかり握って押し込むこと」を意識しながらプレーし、攻撃の循環点となった。
そんな田中に大きなスポットライトが当たったのが8分のプレーだった。南野拓実のクロスをペナルティーエリア内で受けた田中は右足を一閃。ゴール左へと沈めた。このゴールを田中は「拓実くんがボールを持った時に信じて走りました。ボールを止めることに集中して、うまく入ってくれたなという感じです」と振り返った。
非常に難しい中での先発に抜擢されての勝利。この試合に向け、田中はどんな思いでピッチに立ったのかを明かした。
「僕自身のためにも、日本サッカーのためにもW杯に出ることが目標。こういう舞台でサッカーできる幸せを感じながら、責任を持って戦おうと。小さい子供たちが日本が出ている姿を見せられるように、必ず勝って次につなげたいと思っていた。ゴールで貢献できて、勝利に貢献できて良かったと思います」
最後に「ここからしっかり全部勝てばいけると信じている。これから僕らも精一杯やっていきますし、日本の皆さんにも応援していただけたらと思います」と語った殊勲の背番号17。今後も田中のプレーに期待したいところだ。
W杯アジア最終予選 日本代表戦|試合日程・配信/放送予定
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