カタールワールドカップ出場に向けて2連勝が絶対条件となるこの11月シリーズ、その初戦となるベトナム戦では1-0の勝利を飾った日本はこのオマーン戦でも継続を選択。スタメンの変更は出場停止の守田英正に代わり、柴崎岳が入ったのみでシステムも3試合連続で[4-3-3]を採用した。
ベトナム戦で勝点3を奪った流れをこの試合につなげたかった日本であったが、前半の45分は淡々と時間が過ぎていった。ボールの動きも一定でテンポが上がる時間はほとんどなく、柴崎や田中碧の両インサイドハーフがスペースでパスを引き出せる場面がなければ、最前線の大迫勇也や両ワイドの伊東純也と南野拓実が深い位置でボールを受けるシーンはほとんどなかった。
その中で唯一のビッグチャンスは23分。左SBの長友佑都がサイドを深くえぐりクロスを上げるが、大外で合わせた伊東のシュートは枠に飛ばなかった。
勝つためには得点が必要な日本は後半から動く。ドリブラーの三笘薫をこのタイミングでA代表デビューさせ、左サイドに置いた。
その三笘がファーストプレーで仕掛けてファウルをもらうなど、攻撃に変化やリズムは生まれたが、スコアが動くことなく時間だけが経過。途中には中山雄太と古橋亨悟を入れ、さらなる活性化を図ったが、なかなか決定的なチャンスを作り出すことはできなかった。
それでも、このままドローで終わる雰囲気も出てきた81分にようやくゲームが動く。エリア内で中山からパスを受けた三笘が深く入りゴール前に折り返す。これに伊東が合わせ待ちに待った先制点を奪うことに成功した。
結果、伊東のゴールが決勝点となり、最後は上手く時間を使いながら1-0で勝利。ホームで敗れたオマーンにやり返すことに成功した同時に、この日中国と引き分けに終わったオーストラリアを追い抜き、カタールワールドカップ出場圏内となる2位に浮上することに成功した。
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AFCアジア予選 – Road to Qatar – オリジナルコンテンツ配信予定
11月19日(金)AFCアジア予選 第5&6戦レビュー -ROAD TO VICTORY-
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11月21日(日)やべっちスタジアム #49
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