ここまで2次予選は6戦全勝ですでに最終予選進出を決めている日本代表はフレッシュな顔ぶれがピッチに並び、DF中谷進之介、MF川辺駿、FW古橋亨悟の3選手が日本代表初先発。キャプテンマークはMF原口元気が巻いた。
初の最終予選進出に向けて立ち上がりから出足の鋭さを見せたタジキスタンの出鼻を挫いたのは古橋だった。6分、FW浅野拓磨のシュートのこぼれ球をエリア内で拾うと落ち着いて左足でシュート。GKが飛び出していた無人のゴールに流し込んだ。しかし、その直後に落とし穴が待っていた。先制点を奪われても心の折れていなかったタジキスタンは9分、右サイドのクロスに大外から飛び込んできたMFエフソン パンシャンベが頭で合わせ同点。この失点が日本代表にとって2次予選初の失点となった。
その後は一進一退の攻防が続いていた中でスコアが動いたのは40分。DF山根視来の縦パスから右サイドの深い位置を取った古橋がゴール前に低くて速いボールをダイレクトで入れる。これにニアサイドで合わせたのはMF南野拓実。ワールドカップ予選歴代最多タイの7試合連続ゴールをマークし、突き放す事に成功した。
1点リードで迎えた後半、日本代表は南野と原口に代わってMF鎌田大地とMF坂元達裕を投入。タイプの異なるアタッカーを並べ勝負を決める3点目を目指した。そしてその3点目が生まれたのは51分のこと。一度、中央から右サイドへと動かしたボールを山根がシンプルにゴール前へ折り返す。これをMF橋本拳人が右足で流し込んだ。
得点直後に失点をした前半の反省を生かして戦う日本代表はリードを2点に広げた後も緩めることなくプレー。守りに入ることなく攻撃の姿勢を貫いた。そして71分にはチーム全体で前線から連動したプレスをかけると、相手GKのパスミスを見逃さなかった川辺が冷静に決め勝負を決定付けた。
最後まで集中力を切らすことなく戦った日本代表は後半の45分間を完封することに成功。終わってみれば2次予選7連勝を達成し、全勝での首位通過に王手をかけた。
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