ドルトムントがタイトルに一歩近づいた。現地2日、ボルシア・メンヘングラッドバッハとのDFBポカール準々決勝で1-0の勝利を収め、2016-17シーズン以来4年ぶりとなるベスト4進出を果たしている。
鮮やかだったのは66分の得点シーンだ。CKのピンチをしのいだドルトムントが、ボール奪取から約10秒で完遂となる電光石火のカウンターを炸裂させ、この試合で唯一のゴールを奪ってみせた。
インパクト抜群だったカウンターの口火を切ったのは、自陣ボックス内でパスカットしたニコ・シュルツ。このドイツ代表SBがセンターサークルまで駆け上がったアーリング・ハーランドにパスを送ると、そこから右サイドのマルコ・ロイス、中央のジェイドン・サンチョへとダイレクトでボールがつながり、一気にボルシアMGのゴール前まで到達した。
完璧なファーストタッチからGKとの1対1をモノにしたサンチョ、ダイレクトパスで攻撃を加速させたハーランド、ロイスの技術や判断という魅力が詰まった極上のカウンターだった。
終盤のピンチを切り抜け、虎の子の1点を守り切ったドルトムントはこれで公式戦4連勝。現地6日に控えるバイエルン・ミュンヘンとの“デア・クラシカー“に向けて弾みをつけた。
対照的に、ボルシアMGは直近7試合で5敗と大スランプに陥っている。マルコ・ローゼ監督の来季ドルトムント行きが発表されてからは、4戦4敗とまったくいいところがない状態だ。
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