直近の2試合でミランや昇格組のヴェネツィアに敗れ、2連敗を喫したローマ。22日のセリエA第13節では、アンドリー・シェフチェンコ率いるジェノアとの敵地での一戦へ臨むと、終盤に途中出場の18歳FWフェリックス・アフェナ=ギャンがドッピエッタ(1試合2得点)をマークし、2-0と3戦ぶりの勝利を収めた。
ローマ指揮官ジョゼ・モウリーニョは、若きガーナ人FWの活躍ぶりを喜びつつ、選手との試合前の約束を明かした。
「後半はジェノアがやや下がり気味になっていてスペースがほとんどなかった。そこで別の特徴を持つフェリックスの起用を考えた。彼ならカリアリ戦やミラン戦で見せてくれたように、対戦相手を困難に陥れることができるかもしれないと。実は、フェリックスが気に入っていた800ユーロ(約10万円)ほどする靴を、買ってあげる約束をしていたのだが、ゴール後、ベンチで彼に催促されたよ。明日の朝、約束の靴を買いに行かなければならないな」
またポルトガル人指揮官は、18歳FWの類まれな得点力や謙虚さを称えた。
「そばで練習しているプリマヴェーラ(下部組織)での彼のプレーを見て、ゴール前での冷静さが印象に残った。技術的にフェノーメノ(怪物)ではないかもしれないが、本当にゴールを決めるのが上手い。それに彼のフィジカルや謙虚さにも心を打たれた。新世代の選手たちは『自分は何でもできる』と思っている選手が多いが、彼は正反対なんだ」
最後にモウリーニョは試合を振り返り、ローマの戦いぶりを評価した。
「ローマは試合を支配し、非常によくパスを回せていた。ただ、ゴールを決めることができなかった。(ヘンリク)ムヒタリアンは最高のパフォーマンスを見せてくれて、この試合のMVPだ。今週、チームは非常に良いトレーニングをしていたので、私は心配していなかった」
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