前節でミランとの首位攻防戦に敗れ、3位へと後退したナポリ。13日、スパレッティが今後のスクデット争いを見据えた“運命の一戦”と表現した難敵ヴェローナとの対戦に敵地で臨むと、エースのFWヴィクター・オシムヘンがドッピエッタ(1試合2得点)の活躍を見せ、2-1と勝利を収めた。2位へと浮上したナポリの指揮官は、チームのパフォーマンスに満足感を示した。
「今日は良い試合を見せることができた。注意深く、献身的だったことに加えて、プレーに気持ちが入っていた。ヴェローナはボール保持している時も、そうでない時も、常に何をすべきかを理解していて、本当に強いチームだ。そんな難しい相手と向き合う準備ができていたということは、チームにとって良い兆しだろう。このレベルを保つことができれば、スクデット争いに食い込んでいけるはずだ」
スパレッティは、首位として臨んだ前節のミラン戦を改めて振り返ると悔しさをにじませつつ、前を向いた。
「この1週間は非常に難しく、重たいものだった。ナポリは再び熱狂的な雰囲気に包まれ始めたところだったが、最終戦までスクデット争いを演じられるかどうかを懸けた一戦において、やや不運もあったかもしれないが自分たちらしいプレーができなかった。これからは自らのことだけに集中し、注意深いプレーで継続性を示していかなければならない」
またナポリ指揮官は、23歳のオシムヘンとユヴェントスの22歳FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの比較を求められると、自身の見解を示した。
「セルビア人FWはカンピオーネ(王者)だ。ユヴェントスのようなクラブが彼を獲得したということは、一定のレベルでプレーするためのすべてを兼ね備えているということを意味する。だが比較をするつもりはない。オシムヘンはトッププレーヤーであり、年齢も含めてすべてが彼の追い風となるだろう」
「素晴らしい青年で、常にチームを助けようと頑張っている。だがポジショニングや技術的な点などに関しては、改善していかなければならない」
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