11年ぶりのスクデット獲得を目指し、単独首位を走るミランは11日、敵地でイヴァン・ユリッチ率いるトリノと対戦。しかし前節のボローニャ戦に引き続き、相手のゴールをこじ開けることはできず、またしてもスコアレスドローに終わって勝利を逃した。ピオリは試合終了後、自身の見解を示した。
「トリノとは難しい試合になることを予想していた。決定的なチャンスを作り出すことはできなかったが、重要なチャンスになり得るシーンはかなりあったように思う。今夜はトリノを苦境に陥れようと全力を尽くしたが、正確性や冷静さ、ひらめきや泥臭さがやや足りなかったように思う」
「だが選手たちは奮闘していたし、スピリットや決意について言うべきことは何もない。ただ、いまひとつ躍動がなかった。悪くない結果ではあるが、今夜は勝ちたかった」
「競争率の高いシーズンであり、どのチームにも困難がつきまとう。だがチームに不安やいらだちはないように見える。自分たちのプレーをし、コンパクトにまとまっていた。ただ、当然、こうした試合がどれほどの影響をもたらすかは、誰もが理解しているはずなので、試合終盤はプレッシャーが大きくなるだろう」
「それでも若いチームでありながら、試合を上手くコントロールできていた。自分たちを強く信じ、常に成長しなければならない。残り試合が少なくなる中、我々は変わらずに重要な目標を目指して戦っている」
ピオリは試合終了後、審判団に対し、試合の進行について抗議を行い、警告を受けた。ミラン指揮官は、「いくら多くのアディショナルタイムを与えても、その前に試合のリズムを乱していたら、意味がない。私はイライラしていたかもしれないが、審判に対してリスペクトは保っていた」と説明した。
セリエA第32節を終えて、ミランは68ポイントを獲得。消化試合の少ないインテルが、足踏みしたナポリと並ぶ66ポイントに積み上げ、2位へと浮上した。ミラン指揮官はスクデット争いについて問われると、「優勝の確率? 当たらないので言わないことにしている。最初は我々が有利とされ、次はナポリ、その次はインテルへと変わった。かなり拮抗しているので、最後の2試合まであらゆる可能性がある」とコメントした。
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