欧州王者イタリアは25日(日本時間)、2大会ぶりのW杯出場を目指し、欧州予選プレーオフのパスC準決勝で北マケドニアとパレルモのスタディオ・レンツォ・バルベーラで対戦。だが、堅く守る相手のゴールをこじ開けることができずにスコアレスのまま試合終盤を迎えると、アディショナルタイムに元パレルモのFWアレクサンダル・トライコフスキの決勝弾に屈し、2大会連続でW杯出場を逃した。
そんな中、指揮官マンチーニの母マリアンナ・プオーロさんが、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組「Un giorno da pecora」に出演。ポルトガルの待つPO決勝にたどり着くことすらできずに姿を消したイタリアについて、持論を展開した。
「昨日の試合はもっと上手くできたはずよ。でも、これがカルチョというもの。良い時もあれば、悪い時もある。試合の主導権を握っていたとはいえ、攻撃はパッとしなかったわね。ロベルトはかつてないほどの失望を感じているかって? そうね。これまでずっと良い成績を残していたからね。今朝、話をしたけど、息子も敗退を予想しておらず、落ち込んでいたわ」
マンチーニ母は、イタリアの敗退の要因として、予選のグループリーグでジョルジーニョが立て続けに決定的なPKを失敗したことや、北マケドニア戦でGKジャンルイジ・ドンナルンマがトライコフスキのゴールを阻止できなかったことを指摘。またジョーカーとなり得るFWマリオ・バロテッリの招集を見送った息子の判断に異を唱えた。
「残念ながらジョルジーニョのミスが高くついたのでしょう。もちろん、わざと失敗したわけではないので、傷口に塩を塗るつもりはないけど。3回もPKを失敗しちゃったらね…。北マケドニアのシュートはたった1回だったし、ドンナルンマはセーブすることもできたのではないかしら。でもいまさら何を言っても無駄ね」
「ロベルトの立場ならどうしたか? 私だったらバロテッリを呼んだわ。とてつもないフィジカルを持っていて、誰もゴール前の彼を止めることはできないのよ。でも息子は私のアドバイスなど必要としていないはずだわ」
「このチームはEURO2020での魔法を失ったわけではないけれど、もしかしたらミスを恐れてプレーしていた選手がいたかもしれないわね。昨日、一番喜んだのは(EURO決勝でイタリアに敗れた)イングランドの人たちでしょうね…」
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