【2020-21冬 移籍市場・噂】ラ・リーガ最新移籍情報。レアル・マドリードやバルセロナの新戦力候補・補強ポイントは？｜欧州・海外サッカー

レアル・マドリード

今冬最大のトピックはダヴィド・アラバ（写真）との契約合意だろう。1月19日に『マルカ』が報じた。バイエルン・ミュンヘンでタイトルを総なめにした稀代のマルチロールは、ドイツ王者との契約が満了する今夏、移籍金ゼロでマドリーの一員になる見込みだ。

マドリーがアラバに用意した待遇は推定年俸1100万ユーロの4年契約。21年6月末で契約満了となる主将セルヒオ・ラモスの動向にも小さくない影響を及ぼすかもしれない。

冬の即戦力補強に関しては、ジネディーヌ・ジダン監督が昨年末に否定。もっとも、ビッグクラブの宿命というべきか噂が尽きることはなく、アーセナルのFWアレクサンドル・ラカゼットを買い取りオプション付きのレンタルで狙っているとの報道も。

一方で、順調に進んでいるのが余剰人員の整理で、すでにFWルカ・ヨヴィッチのレンタル移籍（古巣のフランクフルトへ）が決定。また、移籍願望を持つプレーメーカーのイスコもスペインの首都に別れを告げそうだ。

主な新戦力候補

退団・放出の噂

バルセロナ

夏に失敗したジョルジニオ・ワイナルドゥム（リヴァプール）、メンフィス・デパイ（写真／リヨン）の獲得に再チャレンジする可能性がある。

ロナルド・クーマン監督は『アルゲメーン・ダグブラッド』で「1月のクラブの財政状況が読めないので、まだわからない」と語ったが、両選手ともに現所属クラブとの契約は今シーズン末で切れる。リヴァプール、リヨンにとって「最後」の売り時となる1月のマーケットで獲得するチャンスは小さくないだろう。

デパイの獲得に目途が立たない場合は、かねてよりリサーチしているPSVの新鋭ドニエル・マレンへのアプローチを強めるかもしれない。また、アヤックスの「ニューポグバ」ことライアン・フラーフェンベルフも注視しているようだ。

主な新戦力候補

退団・放出の噂

アトレティコ・マドリード

昨年末に個人的な理由で退団したジエゴ・コスタの穴埋め要員として、リヨンに所属していたフランス代表FWムサ・デンベレ（写真）の獲得に成功した。

今シーズン末までのレンタルで、契約には3350万ユーロでの買い取りオプションが付随。その額は成績次第で3850万ユーロまで増加し、将来アトレティコから移籍する場合は移籍金の10%をリヨンに支払う条項も盛り込まれている。

また、ディエゴ・シメオネ監督がアーセナルに移籍したトーマスに代わる新たなセントラルMFを求めているようだ。ステファン・サヴィッチを譲渡する代わりに、インテルからクロアチア代表のマルセロ・ブロゾヴィッチを獲得する噂が浮上している。

同じインテルのクリスティアン・エリクセンへの興味も報じられる。このデンマーク代表のMFには古巣トッテナム、パリ・サンジェルマンも関心を抱いているようで、獲得に本腰を入れる場合はそれなりの移籍金が必要になるかもしれない。

シメオネの信頼を勝ち取れず、出場機会が少ないMFルーカス・トレイラに関しては、保有元のアーセナルがレンタル契約（今シーズン末まで）の打ち切りを検討。このウルグアイ代表に興味を持つフィオレンティーナの動向も絡んだ複雑な状況だ。

主な新戦力候補

退団・放出の噂