2020明治安田生命J1リーグ第29節見どころ ｜ 日程・放送予定・順位表

明治安田生命J1リーグ第29節 放送日程・見どころ

11月25日

18:30 川崎フロンターレ vs ガンバ大阪（J1）

首位・川崎フロンターレがホームでの優勝決定をかけて2位・ガンバ大阪と対戦。勝ちか引き分けで川崎Fの最速優勝が決まる、今シーズンの大一番だ。

前節はアウェーで大分トリニータに敗れ、足踏みとなった川崎F。今度はホーム・等々力陸上競技場に2位のG大阪を迎えて再び戴冠にチャレンジする。勝てば最速優勝はもちろん、歴代最多勝ち点、最多勝利数も確定。大分戦で退場処分となったDF谷口彰悟を出場停止で欠く中、記録ずくめとなったシーズンの集大成を飾ることができるだろうか。

そんな川崎Fの前に立ちはだかるのが、後半戦の主役ともいうべき快進撃を続けてきたG大阪だ。前節は浦和レッズを逆転で下し、川崎Fの優勝を阻止。中2日で再びミッションに挑む。MF小野瀬康介、DF藤春廣輝が負傷交代となり、サイドの選手層には不安を残すが、浦和戦でも見せた組織的な守備で相手の強力な攻撃陣を封じ込めたい。

19:00 鹿島アントラーズ vs 柏レイソル（J1）

ACL出場に向け4位につけている鹿島アントラーズは、10位の柏レイソルをホームに迎えての一戦。

鹿島は前節のベガルタ仙台戦を制し、3試合負けなしと好調。3試合連続ゴールをはじめ、仙台戦の全3得点に絡んだFWエヴェラウドが出色の出来を見せている。現在得点ランク2位（16得点）につける中、今節の相手は得点ランクトップ（24得点）のFWオルンガを擁する柏。今季のJ1を盛り上げているストライカー同士の対決にも注目しよう。

対する柏は活動休止明けの初戦となった前節、サガン鳥栖に1-2で敗戦。コンディション面で後手に回ってしまったものの、終盤に反撃に転じたことはポジティブな材料だ。今節を終えると、12月からは怒涛の6連戦が待ち受ける。コンディション回復に努めながら、チーム一丸となって終盤戦を乗り越えていきたいところだ。

19:00 横浜FC vs 清水エスパルス（J1）

中10日で今節に臨む15位の横浜FCは、17位の清水エスパルスと対戦する。

中3日の清水に対してコンディション面で優位に立つ横浜FC。司令塔のMF手塚康平を出場停止で欠く今節の注目は、シーズン後の海外移籍が決まったFW斉藤光毅だ。8月のアウェーゲームでは鮮やかなミドルシュートで先制点を挙げ、チームの勝利に貢献。その清水戦以降はゴールがない中で、若きアタッカーは再び結果を残すことができるか。

4試合負けのなかった清水は前節、北海道コンサドーレ札幌に5失点を喫して逆転負け。一方で失点シーンは札幌の個にやられてしまった部分も大きかっただけに、切り替えて今節に臨みたいところだ。キープレーヤーは前節見事なコントロールショットを決めたDFファン・ソッコ。攻守両面でチームを引き締める働きを期待したい。

19:00 大分トリニータ vs セレッソ大阪（J1）

3試合負けなしの11位・大分トリニータは、4試合勝ちがない6位のセレッソ大阪と対戦。対照的な状況の両チームの顔合わせとなった。

大分は前節、川崎フロンターレを撃破して優勝を阻止。後半は守勢に回りながらも、見事にクリーンシートを飾った。川崎F戦で光ったのはワントップのFW伊佐耕平と、シャドーのMF町田也真人、野村直輝の流動的な関係性。C大阪に対しては昨季から3試合連続で無得点と封じられているだけに、変わった姿をホームで示したい。

対するC大阪は前節サンフレッチェ広島に敗れて2連敗。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の今季限りでの退任が報じられる中で、今節は何としても勝ち点3を持ち帰りたい一戦だ。MF清武弘嗣はかつてのホームスタジアムへの凱旋。白熱するACL出場権争いに向け、復調のきっかけをつかむことができるか。

19:30 湘南ベルマーレ vs サンフレッチェ広島（J1）

16位の湘南ベルマーレは、8位のサンフレッチェ広島をホームに迎える。好調のチーム同士の注目カードだ。

湘南は前節名古屋グランパスに敗れて連勝が3で止まったものの、それまでは6試合連続で無敗を継続。積み上げてきた守備面に自信を持って、広島を迎え撃ちたいところだ。最終ラインの3枚は積極的なオーバーラップも魅力的。こちらも守備が安定している広島に対して、突破口を見出すことができるか。

一方の広島は前節セレッソ大阪を撃破して連続不敗を6に伸ばした。ACL出場権獲得の可能性も残しているだけに、勝ち点3が欲しい一戦となる。得点源のFWレアンドロ・ペレイラが今節は出場停止となり、期待が集まるのはFWドウグラス・ヴィエイラ。柔らかいポストプレーと抜け出しで好機を演出したい。

19:30 サガン鳥栖 vs ベガルタ仙台（J1）

7試合負けなしの14位サガン鳥栖は18位のベガルタ仙台と対戦する。

鳥栖は前節、柏レイソルを下して今季6勝目。引き分けを繰り返していた中、勝ち点3を取りきったことで自信を深めた。好調の原動力となっているのが先月末に加入したGKの朴一圭。前節は約30mを疾走する飛び出しで相手のパスをインターセプトするなど、広い守備範囲を誇る守護神が、今節も最後尾からチームを引き締める。

前節、鹿島アントラーズに敗れて3試合ぶりの黒星を喫した仙台。連戦の疲労からか精彩を欠いてしまっただけに、今節は木山隆之監督の選手起用にも注目したい。期待が集まるのは3試合連続ゴール中のFW長沢駿。11月8日のホームゲームで0-3の完敗を喫した鳥栖にリベンジを果たすためには、エースの活躍が必須条件だ。

順位表

※第28節終了時点（暫定順位）。尚、ACLにより前倒しとなった試合分も反映