【2021-2022】カリアリ ｜ 選手名鑑 ｜ セリエA

チーム情報

1969－70シーズンに獲得したクラブ史上唯一のスクデットがいまだに語り草となっているカリアリは、地中海に浮かぶサルデーニャ島に本拠を構えるセリエAの中堅クラブだ。

昨季は終盤の33節まで降格圏に沈む苦しいシーズンとなり、24節から指揮を執ったレオナルド・センプリーチ監督の下で31節以降の5試合を4勝1分で突っ走るなど、なんとか残留。しかし迎えた今季、3節まで白星なしで2敗を喫すると早くもセンプリーチは首を切られている。

新監督にはワルテル・マッツァーリを迎えた。ナポリ監督時代の2012－13シーズンにチームをセリエAの2位に導いた実績を持ち、その後はインテルでも指揮を託された。

戦力は中堅クラブの上位に位置づけられる。前線には昨季のセリエAで16ゴールを記録したガウヴン・ジョアン・ペドロというチームの大黒柱を擁し、ルーマニア代表の攻撃的MFラズヴァン・マリンが核となる中盤にも、ウルグアイ代表のナイタン・ナンデスやオランダ代表歴を持つ新加入のケヴィン・ストロートマンら実力者が揃う。

ウイングバックを含めた最終ラインも、ディエゴ・ゴディンと新戦力マルティン・カセレスのウルグアイ代表コンビが睨みを利かせ、インテルが保有権を持つダウベルトも加わった。正守護神はメガクラブも関心を寄せるイタリア代表のアレッシオ・クラーニョだ。

夏の移籍マーケット最終日には、それまで噂にも上っていなかったセネガル代表FWのケイタ・バルデをサプライズで迎え入れている。

3バックシステムを使いこなしてきたマッツァーリ新監督が選手たちのポテンシャルを遺憾なく引き出せば、一桁順位も見えてくる。

注目選手：FW ガウヴン・ジョアン・ペドロ

A代表歴を持たぬまま、今季中に三十路を迎えるブラジル人。ここ数年で一気に成熟した攻撃の絶対的な中心であり、チームを束ねるキャプテンとしては風格すら漂う。

強靱なフィジカルを前面に押し出しながら、コンタクトプレーで敵をなぎ倒し、強引に切り崩していくタフなアタッカーで、ハードワークも惜しまない。

ゴールの大半をヘディングで奪うレオナルド・パヴォレッティや、新戦力のケイタ・バルデへのチャンスメイクはもちろん、フィニッシュの局面では自ら決定力も発揮する。

ホームスタジアム

サルデーニャ・アレーナ（16,233人収容）

2020-21シーズン 監督&選手一覧

夏の移籍情報

IN

OUT

■2020－21シーズンに他クラブへレンタル移籍していた選手