アトレティック・クラブは24日に会長選挙を開き、最年少の候補者ジョン・ウリアルテ氏(44)が当選している。
今回の会長選挙の候補者はウリアルテ氏、イニャキ・アレチャバレタ氏(63)、リカルド・バルカラ氏(67)の3名で、アレチャバレタ氏がマルセロ・ビエルサ監督、ウリアルテ氏とバルカラ氏がエルネスト・バルベルデ監督の招へいを公約していた。
ウリアルテ氏とバルカラ氏の招へいする監督が重なっていたこともあり、アレチャバレタ氏が有利との見解もあったが、蓋を開けてみればウリアルテ氏が圧倒した。会長選新記録となる2万2689人のソシオ(クラブ会員)が投票した結果、ウリアルテ氏は投票率46,78%を獲得して勝利。投票数はウリアルテ氏が1万979票、アレチャバレタ氏が7900票、バルカラ氏が4262票だった(白紙213票、無効125票)。
ビルバオ生まれのウリアルテ氏は、世界的な成功を収めた実業家として知られる。2009年にアンデル・ミチェレナ氏とチケットの個人間売買及び販売代理業務を行うインターネット上のプラットフォーム“チケットビス”を立ち上げると、2015年に8500万ユーロの収益を記録して、eBayに同プラットフォームを1億6500万ユーロで売却した。
その一方でバルベルデ監督は2003〜05年、2013〜17年に続き、3度目のアトレティック監督就任。選手としてもプレーした同クラブで、2015年にスペイン・スーパーカップ優勝を達成して、じつに31年ぶりとなるタイトルをもたらした。現場復帰はバルセロナ監督の座を追われた2020年以来のこととなる。
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