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ユーヴェ退団のキエッリーニが挙げる敗戦のベストマッチ「負けにふさわしくない最高の試合」 | セリエA

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ユーヴェ退団のキエッリーニが挙げる敗戦のベストマッチ「負けにふさわしくない最高の試合」 | セリエAGetty
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスを退団した元イタリア代表主将のDFジョルジョ・キエッリーニがインタビューの中でキャリアを振り返った。

今シーズン限りで17年間所属したユヴェントスを退団し、2004年にデビューを飾ったイタリア代表にも別れを告げたキエッリーニ。今夏、MLSのロサンゼルスFCへと旅立つ37歳が『DAZN(ダゾーン)イタリア』で配信されたクラブ公式メディアの特番において、これまでのキャリアの思い出を語った。

ユヴェントスでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやアンドレア・バルザーリ氏、DFレオナルド・ボヌッチとともに鉄壁の守備を作り上げ、前人未踏のセリエA9連覇を達成するなどクラブの黄金期を築いた。キエッリーニは、そんな3人の仲間と固い絆で結ばれている。

「10年にわたってユヴェントスの歴史を共有してきた。特にジジ(ブッフォン)は、僕の人生の中で一番長い時間プレーしてきたチームメートだよ。おそらくレオ(ボヌッチ)がその次で、バルザ(―リ)との時間が一番短かったかな」

「ジジは純粋で言葉や行動を通じて周囲を巻き込んでいくタイプ。特別な存在だった。バルザーリはピッチ内外で岩石のようだった。威厳を示しながらも、悪ふざけしがちな南米出身の若手グループに対しては、軽い振る舞いで接することもできた。僕は彼を“南米大使”って呼んでいたよ。僕らとは違ったアプローチで関係を築き、南米選手からリスペクトされる存在になっていた」

「レオはエネルギッシュな選手だ。どんな相手にも、どんなことにも無限のエネルギーを注ぐことができる。彼は登頂不可能な山を目の前にしても、エネルギーで逆境を乗り越えてきた選手だ。彼を中傷する者も多かったが、誰も予想していなかったキャリアを築いてみせた」

「彼は『バルザーリやキエッリーニと一緒にプレーしたからサッカー選手になった』なんて言われていたが、僕ら4人全員がお互いを刺激し合い、成長してきたからこそ、このレベルに到達できたんだ。4人が一緒でなければ、開花できる能力は全員下回っていたはずだし、4人全員が恩恵を受けた。素晴らしいことだよ」

20210209_SerieA_Juventus_Buffon(C)Getty images

王者に圧倒されたユヴェントスでの駆け出し

キエッリーニはキャリアを遡り、2005-06シーズンのユヴェントスでのデビュー時を回想。当時はアレッサンドロ・デル・ピエロやパヴェル・ネドヴェドらチームメートの王者たちに圧倒された。

「僕のデビュー戦は確か2005年10月15日だった。MFのパヴェルに代わって終盤の10~15分間をプレーしたんだ。ユーヴェに加入して最初の10試合くらいは、ベンチスタートかベンチ外のどちらかだった。それまでは常に出場することに慣れていただけに、簡単ではなかったよ」

「それに王者たちのグループは計り知れないほどに偉大だった。そんな中で若手の僕は、おそらくメンタル面で準備が整っていなかったのかもしれない。だがその年の10月にU-21イタリア代表でプレーし、戻ってきた後から出場機会が増え始めたんだ」

だが翌年、ユヴェントスはカルチョスキャンダルにより、セリエBへと降格。キエッリーニはチームにとどまることを決断した。

「バロンドール受賞者や世界王者であるパヴェルやアレックス、ジジ、ダヴィド(トレゼゲ)やマウロ(カモラネージ)らがユヴェントスのために犠牲を払ったんだ。そんなスーパー王者たちに囲まれたことで、現在につながる成長を遂げることができたのだと思う」

「特にアレックスは、ユヴェントス全体にとって象徴だった。チームに大きな貢献をした選手であり、価値観を僕らに伝えてくれた」

そんなキエッリーニは今シーズンを終え、自身がブッフォンから受け継いだユヴェントスの腕章を、2歳年下のボヌッチへと引き継いだ。

「レオはすでに何度もキャプテンマークを巻いてプレーしているけどね。ただ、少し孤独に感じるかもしれないね。ジジがチームを去った時に僕が感じたことを、レオは感じることになるだろう。主将として得られる充実感もある。それでも僕はジジの元でずっと副主将を務めたかったけどね」

「レオにはレオのパーソナリティがあるので、自分らしく役割を務めて欲しい。彼ならチームを導くことができるはずだ。来シーズン、レオが主将として初めてのトロフィーを掲げることができるよう願っている」

猛追に終止符を打った敗戦のベストマッチ

またキエッリーニは、『DAZN』のインタビューにおいて今シーズンを振り返ると、ユヴェントスのベストマッチに、0-1で敗れたインテルとの4月3日のイタリアダービーを挙げた。シーズン序盤に出遅れたユーヴェは後半戦から追い上げを見せ、スクデット争いを繰り広げるライバルに肉薄すると、直接対決でも素晴らしいパフォーマンスを披露したが、PKによる1失点に屈して競争から脱落した。

「負けにふさわしくないパフォーマンスで今シーズン最高の試合だった。あの試合で僕らの猛追撃が終わってしまった。だがおそらく、ミランのその後のペースを見る限り、追走を続けていても(逆転優勝は叶わず)無駄に終わったかもしれない。それでもスクデット争いに加われていれば素晴らしかっただろう」

今シーズンは、ミランがインテルとのスクデット争いを制し、11年ぶりにイタリア王者の座についたが、キエッリーニは両チームの戦力について言及。「(アントニオ)コンテが残した基盤もあるので、インテルの方がミランより強いはずだと思う。ただ、ミランやナポリは横やりを入れることができるだろうと考えていた」と明かした。

2022-05-16-juventus-giorgio-chiellini(C)Getty images

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