現地時間24日、来月13日に開幕を迎えるセリエA2022-23シーズンの対戦表が決定した。今年、11年ぶり19回目のスクデットを獲得した王者ミランは、初戦でウディネーゼとのホームでの対戦を予定。第2節は、敵地でアタランタとの対戦を迎える。またインテルとのミラノダービーは第5節。続いて第7節でナポリ、第9節でユヴェントスとのビッグマッチにホームで挑む。最終戦はホームでのヴェローナ戦が組まれた。
ミランの指揮官ピオリは、新シーズンの開幕へ向けて意気込みを示した。
「開幕直後は競争力の高い試合になるだろう。だが知っての通り、カレンダーは常にその時のパフォーマンス次第だ。対戦相手は重要ではない。最高のシーズンを終えたばかりだが、再び挑戦しようという意欲が大切になる。我々の目標はさらなる成長を遂げることであり、開幕戦を迎えるのが待ち遠しい」
一方、王座奪還を目指すインテルは、開幕戦で昇格組レッチェとの対戦(アウェー)が組まれた。今シーズン最初のビッグマッチは、第3節にスタディオ・オリンピコで行われるラツィオ戦。続いて第5節でミラノダービー、第8節でローマ戦(ホーム)、第13節でユヴェントスとのイタリアダービー(アウェー)へ挑む。最終戦は敵地でのトリノ戦となった。
インテル指揮官インザーギは、開幕戦でのレッチェとの対戦を歓迎しつつ、警戒を強めた。
「レッチェのような昇格チームとの対戦で新シーズンをスタートすることになった。刺激的な一戦になるはずであり、集中して注意深く試合に臨みたい。セリエAにおいて、簡単な試合は1つもない。3日ごとに試合をこなすことになるが、最善の準備をし、いつも変わらない決意と良いパフォーマンスを見せようという意欲をもって挑んでいかなければならない」
2022-23シーズンは、FIFA2022年カタール・ワールドカップ開催の影響により、大会が行われる11月までの代表戦によるリーグ中断期間が9月の最終週のみとなり、前半戦は厳しい日程となる。そんな中、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の特番に出演したミランOBのマッシモ・アンブロジーニ氏は、インテルが再獲得に迫るFWロメル・ルカクやメルカートの動向がスクデット争いの行方に影響を与えると指摘した。
「ルカクはフィジカルと身体能力で違いを作り出し、再び圧倒的な力を示すだろう。彼はバランスを動かすことができる選手だ。ただ、各チームについて語るには、今後のメルカートの行方を見守る必要があるだろう。(ミラノダービーが行われる)第5節は、移籍期間終了後の初戦になるが、前線において誰がルカクのパートナーになるのかまだ分かっていない。各チームのメルカートの影響を大きく受けることになるだろう」
セリエA開幕戦の対戦表(現地時間8月13~14日)
- フィオレンティーナ対クレモネーゼ
- ヴェローナ対ナポリ
- ユヴェントス対サッスオーロ
- ラツィオ対ボローニャ
- レッチェ対インテル
- ミラン対ウディネーゼ
- モンツァ対トリノ
- サレルニターナ対ローマ
- サンプドリア対アタランタ
- スペツィア対エンポリ
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