今夏、FWドゥシャン・ヴラホヴィッチの攻撃のパートナーを模索し、PSGを退団するディ・マリアのフリーでの獲得へと乗り出しているユヴェントス。ここ数週間にわたって交渉の停滞が報じられていたが、イタリア紙『Gazzetta dello Sport』は26日、交渉が最終的な詰めの段階に突入したことを伝えている。
ユーヴェは当初、34歳のアルゼンチン代表MFに対し、クラブが税制優遇の受けられる2年契約を提示。だが、1年後に母国の古巣ロサリオ・セントラルへの復帰を希望するディ・マリアが難色を示したため、トリノのクラブは選手に歩み寄る形で年俸700万ユーロ(約10億円)の1年契約へと条件を修正した。
するとディ・マリアの代理人から、合意へ向けて前向きなサインが届いたようだ。交渉は残すところ細部の詰めだけとなっており、選手もユーヴェ加入に確信を持っている様子であることから、最終交渉はよりスムーズに展開する見通しとなっている。
なおディ・マリアを巡っては、ベンフィカも獲得に乗り出していたが、のちにターゲットをFWダヴィド・ネレスへと変更。バルセロナも関心を示しているが、やや消極的と見られている。
トリノに拠点を置く『Tuttosport』もまた、ディ・マリアのユヴェントス加入が間近に迫っていることを伝えている。ステファノ・ランツォ記者は、「楽観ムードが高まっている。最初は希望に過ぎなかったが、ここ数時間で非常に具体的な話へと進展した。ユヴェントスはどんどん選手の獲得へ近づいている」と分析している。
ユーヴェは、ディ・マリア獲りが失敗した場合に備え、ローマのMFニコロ・ザニオーロの動向を追っていることも報じられてきた。だがランツォ記者は、「(ディ・マリアの獲得は)ザニオーロ獲得の可能性を排除するものではない。ニコロとディ・マリアのポジションはほぼ同じだが、2人は特徴が異なる」と指摘。「ザニオーロの場合、より複雑な取引になり、より長い時間がかかるだろうが、クラブはあきらめていない」との見解を示している。
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