国立を舞台にぶつかり合う”オリジナル10対決”。清水エスパルス対横浜F・マリノスの見どころ ｜ 日程・放送・配信予定 ｜ Jリーグ

清水エスパルス 対 横浜F・マリノス の見どころ

Jリーグの歴史とともにクラブの歴史を紡いできた”オリジナル10”同士。ただ近年は、優勝争いの常連となっている横浜FMと、毎年のように残留争いを強いられている清水では、クラブの歩みにも明暗が分かれてしまっている。

特に清水は今シーズンも苦しい戦いが続いている。現在J2降格圏の17位に低迷し、6月の中断期間には平岡宏章前監督からゼ・リカルド監督という監督交代も敢行。ブラジル人の新指揮官のもとでどれだけ這い上がっていけるかが巻き返しへのカギだ。

その中で新体制では、ここまで1勝1分と無敗をキープ。中断明けの第17節ではアビスパ福岡に3得点で6試合ぶりの勝利。前節・セレッソ大阪戦も押し込まれる我慢の時間こそ続いたが、前半にシュート0本ながらもオウンゴールで先制すると、その後にセットプレーから失点を許したものの、GK権田修一の好セーブ連発もあって勝ち点1を獲得。少しずつ明るい希望も差し込み始めている。

それでも国立に迎えるのは、攻撃の破壊力がある首位チーム。さらにここ2試合は無敗ながらもシュート数では上回られる試合も続いている。新指揮官のもとで攻撃時に[4-3-3]、守備時には[4-4-2]の可変システムにトライしているが、生命線になるのは攻守の切り替えだ。攻撃では奪ったボールを素早く速攻に繋げ、守備では陣形を取り戻す前にどれだけ遮断できるか。清水らしく、攻撃的なスタイルを国立で示すためにもトランジションの局面で互角以上に渡り合うことが必要不可欠だ。

対する横浜FMは、前半戦を首位で折り返した勢いを後半戦も継続し、現在リーグ戦では4連勝中。2位とは勝ち点差「3」をつけて首位を快走し、さらに2クラブ目となる500勝にもあと1勝と迫っている。

前節・柏レイソルとの上位対決では、圧倒的な強さを見せつけた。前半に3ゴール、後半早々には4ゴール目も奪い、勝負の行方を早々に決める危なげないゲーム運びで完勝。そしてリーグ最多得点の破壊力を支えている攻撃陣が軒並み好調をキープしていることも明るい材料だ。

特にFWレオ・セアラは、柏戦でも4得点に絡む大活躍を見せ、チームの得点源になっていたFWアンデルソン・ロペスが出場停止で抜けた穴をしっかりと埋めるパフォーマンスを見せている。さらにチャンスを演出するMF水沼宏太やFWエウベルと多彩な攻撃を司る選手たちも好調。クラブにとって記念すべきJリーグ1勝目を飾った国立で、横浜FMらしく、攻撃的に圧倒する姿を期待したい。

清水が”クラブ創設30周年記念マッチ”と銘打って、新たな国立を舞台に開催されるホームゲーム。苦しむオレンジが意地を見せるか、トリコロールが500勝目をこの地で飾るか。Jリーグ史に新たな1ページを刻む好ゲームを期待したい。

J1第19節 対戦カード一覧

関連記事

● なぜ今、広島は勢いがあるのか。”スキッベ・サッカー”の強さを専門家たちが紐解く | Jリーグプレビューショー

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。

●  【番組表】直近の注目コンテンツは？
●  【お得】DAZNの料金・割引プランは？