吉田は2020年1月にサウサンプトンからジェノヴァのクラブへと移籍。2年半にわたってプレーし、公式戦74試合に出場、3ゴール6アシストを記録した。ベテランとして豊富な経験を活かし、加入時にチームを率いていたクラウディオ・ラニエリから高い評価を受けたほか、陽気な性格からファンにも愛されていた。だが、今年1月にラニエリの後任ロベルト・ダヴェルサが解任されると、マルコ・ジャンパオロ指揮下で出場機会が激減。シーズン終了後の契約満了とともに退団することが決まった。
サンプドリアは契約期限の6月30日、公式インスタグラムを更新。吉田のプレー集動画とともに「さようなら、そしてありがとう、マヤ・ヨシダ」と惜別の言葉を投稿し、日本代表DFに最後の別れを告げた。また翌日には、クラブの公式ツイッター英語版において、日本語でもメッセージを投稿。加入直後にロックダウン(都市封鎖)を経験するなど苦難にも見舞われたジェノヴァでの冒険を振り返りつつ、誰からもリスペクトされる存在だった33歳の日本代表主将に感謝の意を述べた。
「麻也へ。遂に退団日ですね。君はサッカーとそれ以外の両方の観点から、非常に困難な時期に我がチームに入団しました。1人で、そしてロックダウン中でありながらジェノヴァとイタリアを知ることになりました。激しい2年間でしたがいつも笑顔だった君はファンとクラブ全員から尊敬を得ました。ありがとう」
吉田は今後、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022が11月に控える中、新天地を模索することになる。今夏の移籍市場では、元ミラン名物会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏がオーナーの昇格組モンツァの関心が報じられている。
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