チェルシーに所属する29歳のモロッコ代表FWを巡っては、かねてよりミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)が獲得を検討してきたが、今夏の移籍市場において、移籍の実現へ向けてた状況が新たな展開を迎えている。
モロッコ代表FWは現地時間8日、自身の公式インスタグラムを更新。「僕の代理人はもうナクリ・モンディアルではない。これまでの12年間は感謝している。幸運を祈っている」と明かし、長年にわたってタッグを組んできた代理人に決別したことを明かした。
元チェルシーFWロメル・ルカクも今夏、代理人に別れを告げた後に1年ぶりのインテル復帰を実現させているだけに、シイェシュの決断もミラノ行きを後押しすることになるかもしれない。
『Sky Sport』の報道によれば、チェルシーで構想外となっているシイェシュは、ミラン移籍に非常に前向きな姿勢を示しており、今後は移籍の形式を巡ってロンドンのクラブとの間で話し合いが行われる見通しとなっている。買い取りオプションまたは義務付きのレンタルとなるのか、それとも完全移籍となるのか、両クラブにとって最善の選択肢が模索されることになる。
またモロッコ代表FWの650万ユーロ(約9億円)に上る高額な年俸も、持続可能なクラブ経営を目指すミランにとって、解決していくべき課題となる。ただ、両クラブのオーナーはいずれも米国系で良い関係築いていることから、合意への糸口を見つけ出せる可能性はあるだろう。
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