イタリア育ちの20歳のアルバニア代表アスラニは、昨シーズンに下部組織から所属していたエンポリでセリエAデビューを飾ると、リーグ戦23試合に出場して1ゴール2アシストをマーク。1年間で大きく成長し、今夏のインテル移籍を勝ち取った。買い取り義務（条件達成で発生）付きのレンタルでシモーネ・インザーギのチームに加わったアスラニは、ビッグクラブの一員となったことを喜んでいる。
「僕はインテルを目指していたので、オファーが届いた時はすぐに快諾したよ。最初は信じられなかったけど、契約サインをした後は素晴らしい感動だった。いまは最高の日々を過ごしている。非常に上手く行っているよ。みんなから歓迎され、とても満足している」
「インテルで印象に残ったこと？ 施設かな？ これほど大きな施設にはまだ慣れていない。それからチームメートだ。以前、テレビで見ていたような選手たちと、いまは一緒に過ごしている」
「ここ数日間は全員が揃っていなかったが、特にダニーロ・ダンブロージオが案内役を買って出てくれた。他にも（マッテオ）ダルミアンや（サミル）ハンダノヴィッチなど、みんなが案内してくれたよ。『謙虚であり続けること』というアドバイスはいつでも貴重だよ」
ルカクとの出会いとブロゾヴィッチという目標
インテル加入へ向けて行われたメディカルチェックでは、1年ぶりにミラノへ復帰したベルギー代表FWロメル・ルカクと一緒だった。
「彼に会ったのはメディカルチェックの時が初めてで、30分くらい話をした。彼も僕のことをサポートしてくれていて満足している。『20歳ではなく、27歳と話をしているようだ』と言っていたって？ みんなから言われていることだが、ルカクのような選手もそういう印象を抱いてくれたようでうれしく思う」
アスラニはインテルにおいて、中盤の要であるクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾヴィッチから多くを学び取りたいと考えている。
「ボールを足元に持った時のブロゾヴィッチは強すぎる。昨シーズンのプレーはずっと観察していて尊敬している。そんな選手が目の前にいるなんて、僕からしたら学ぶことしかないので、とても満足している。彼から多くの技術を盗み取り、学んでいきたい」
エンポリでは、主にレジスタを務めていたアスラニ。だがインザーギ指揮下においてはポジションにこだわらず、与えられた役割を果たしていく意欲を見せている。
「インザーギからポジションについての話はまだない。だが僕はどこでもプレーするつもりだし、監督もそのことを分かっているはずだ。昨シーズン、エンポリでは主に守備陣の前でレジスタを務めたが、どのポジションでもカバーできる」
「フィジカルの状態は非常に良い。今年2月から継続的に試合に出場することができたので、チャンスを与えてくれたエンポリの（ファブリツィオ）コルシ会長や（アウレリオ）アンドレアッツォーリ監督には感謝している」
最後に20歳のインテルMFは、新シーズンの目標を明かしたほか、イヴァン・ペリシッチから引き継いだ背番号14番について語った。
「何かを獲得することが重要だ。正直言うと、スクデットを獲得してみたい。背番号はペリシッチのものだったので、彼からは応援のメッセージももらったよ。だが14番を選んだ理由は他にもある。弟の誕生日なんだ」
関連記事
● ルカク＆ポグバの “温め直したスープ”の味はいかに？古巣復帰で過去の栄光を汚すリスクも目と鼻の先
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信！今すぐ下の記事をチェックしよう。