昨夏にユヴェントスを退団し、20年ぶりに古巣のパルマへ復帰したブッフォン。44歳を迎えた今年、パルマでの2シーズン目へ向けたクラブの合宿先でイベントに出席すると、自身の将来について語った。現役引退は55歳頃を目安に考えていることを示唆した。
「(高齢と言っても)僕は100歳なわけじゃない。第1の人生においてパルマで10年間を過ごし、第2の人生においてユーヴェで20年近くを過ごした。それからパリ(PSG)で1年、ユーヴェでさらに2年、そしてこれからパルマでもう1つのサイクルを終えようとしている」
「現役引退は55歳で? 大体それくらいだろう。引退する時のことは、長年にわたって考えてきた。引退後にサッカー界にとどまるかどうかは分からない。もしかしたら別のことに挑戦するかもしれない。カルチョのことはよく知っているし、僕は好奇心旺盛なので、別の世界を見てみたい」
続いて元ユーヴェGKは、1995年11月のセリエAデビューから始まった長いキャリアを振り返り、これまでに一緒にプレーしてきた中で最強のチームメートを問われると、自身の見解を示した。
「人間関係にも影響されてしまうので、1人だけ名前を挙げることはできない。だが最強のイタリア人選手ベスト5なら、(ロベルト)バッジョ、(フランチェスコ)トッティ、(アレッサンドロ)デル・ピエロ、(アンドレア)ピルロ、そして(アントニオ)カッサーノだと思う。カッサーノには継続性がなかったが、他のメンバーに匹敵する価値があったはずだ」
「イタリア人以外なら最強選手は、(リリアン)テュラム、ネイマール、(キリアン)エムバペ、(クリスティアーノ)ロナウド、(ズラタン)イブラヒモヴィッチだと言える。FWばかりだが、みんなの目を奪い、夢を見させてくれるのはFW陣だからね」
さらにブッフォンは、キャリアで最高の思い出として、マルチェロ・リッピ率いるイタリアの優勝で幕を閉じた2006年のFIFAワールドカップ(W杯)を挙げた。
「1つだけ選ぶのは難しい。キャリアでは素晴らしい瞬間も、酷い瞬間も、数多く経験してきた。ただ、最高の満足感を得ることができたのは、W杯だと思う。あの時は28歳で、プロデビューから11年が経過していた。当時はすでにキャリアの半分を終えたように感じていたが、実際は違った。あの時はキャリアの終盤どころか、半分にすら到達していなかった」
関連記事
● マンチーニが呼び寄せた新生イタリア代表の若き逸材たち…ニョントからフラッテージ、セリエBから飛び級メンバーも | ネーションズリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。