フリーで加入した元リヴァプールFWディヴォック・オリギに続く、今夏のミラン2人目の補強となったデ・ケーテライア。ベルギー代表の若き逸材は、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)&フレデリック・マッサーラSD(スポーツディレクター)体制下において最高額となる総額3500万ユーロ(約48億円)の移籍金でクルブ・ブルッヘから加わった。
2027年までの5年契約を結び、ブルッヘ時代と同じ背番号90番を選択した21歳MFは、ミラネッロで入団会見に臨むと、移籍の背景を語った。
「ミラン移籍は僕にとって何よりも重要だった。だからすぐに移籍の希望を伝えたよ。時間はかかったが、最終的にここへやって来ることができた。マルディーニから連絡を受けた時のこと? 彼はこのクラブの歴史を象徴する人物であり、過去には選手として、現在はディレクターとして重要な人だ」
「そんな彼から連絡を受けて光栄だった。だが僕が移籍を決めたのは、誰か1人の影響によるものではなく、プロジェクト全体に納得したからだ」
ミランのトップ下の補強となるデ・ケーテライアは、自身のプレースタイルについても明かしつつ、元ミランのブラジル人スター、カカとの比較について語った。
「僕はボールタッチが上手く、アシストやチャンスメイクで貢献することができる。ポジションは、1トップの補助となるトップ下がやりやすい。センターフォワードや偽9番としてプレーしたこともあるが、もちろんお気に入りのポジションは10番だよ。カカと似ている部分はあるかもしれない。彼は最高の選手だが、僕には自分の特徴がある。彼のようにミランへ成功をもたらすことができるよう願っている」
さらにベルギー代表MFは、ミランで同僚となる40歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチに言及したほか、自身のアイドルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドであったことを明かした。
「イブラヒモヴィッチは、ヨーロッパサッカーで豊富な経験を積んできた選手であり、多くを学ぶことができるはずだ。ロッカールームで彼に会い、一緒に練習するのが待ち遠しい。子どもの頃、憧れていた選手はC・ロナウドだ。僕も可能な限り最強の選手になれるよう、最善を尽くしていきたい」
かつては、テニス界で将来を嘱望される選手であったデ・ケーテライア。サッカーへと転向した背景などを語った。
「12歳までは、かなりテニスをやっていた。だが友だちと一緒にサッカーをする方が好きだったので、この道を選んだんだ。孤独になりたくなくてね。テニスは、メンタル面が必要とされるスポーツなので、そこで培った集中力をピッチで活かしている」
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