昨シーズン、11年ぶりとなるスクデットを獲得したセリエA王者のミラン。今夏、元リヴァプールのFWディヴォック・オリギやベルギー代表の若き才能MFチャールズ・デ・ケーテライアら新たな顔ぶれがチームに加わり、王者としての新シーズンに挑む。
ミランでの4年目を迎える指揮官のピオリは、サンシーロで満員の観客が予想されている日本時間14日のウディネーゼとの開幕戦へ向けて気を引き締めつつ、新戦力にも言及した。
「サンシーロが満員になるなんて、素晴らしい成果だ。その熱気をチームのエネルギーへと変えていかなければならない。順位表はリセットされ、他のチームと同様にゼロからのスタートになる。だが自分たちの実力を意識しつつ、さらなる前進へ向けて再出発していきたい。すべての試合において細部に注意を払い、最高の準備をしなければならない」
「昨シーズンと比較して強くなったかどうかは、ピッチでのパフォーマンスで分かるだろう。だが私が見る限り、選手たちの目つきやスピリットは昨年と変わらないままであり、前向きな気分になれる。チームの中で限界に達した選手は誰もいない。ミランはこれからも成長していく」
「オリギやチャールズ、ヤシン(アドリ)など新加入の選手からも好感触を得た。素晴らしい特徴を持った選手たちで、チームの攻撃陣を補完することができた。オリギは完成されたFWであるように見える。縦への攻撃をサポートし、チームメートたちとコミュニケーションを取ることもできる。きっと満足のいくパフォーマンスを見せてくれるはずだ。アドリやデ・ケーテライアと同様に、非常に頭の良い選手だ。だが新加入の選手たちには、適応の時間を与えなければならない」
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若手指揮官ガブリエレ・チョッフィ率いるウディネーゼとは、昨シーズンの2度の対戦でいずれも1-1のドローに終わった。
「チームは40日間にわたって非常に良い準備ができた。開幕戦が困難であることは分かっているが、明日の試合から競争力のあるチームであることを示していきたい。昨シーズンに倒すことができなかった相手を倒すことが、今シーズン最初のモチベーションになる」
「ボール非保持の場面でしっかり動き、素晴らしい試合をする必要がある。相手のターゲットを消すことができなければ、困難に陥るだろう。コンパクトにまとまってプレーしなければならない」
「明日は、サンドロ(トナーリ)以外、全員が起用可能だ。それに今後、レギュラーについての話をする必要はない。26人全員がレギュラーであり、出場機会を与えられる。全員がミランでプレーすることができる強力な選手たちだ。高いレベルが求められており、チームの利益を追求していく必要がある」
放送・配信予定
- ミラン vs ウディネーゼ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年8月14日(日)日本時間1:30
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:サンシーロ
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