ついに開幕を迎えた今シーズンのセリエA。王者ミランのほか、インテルやローマ、ラツィオなど強豪が揃って白星スタートを切った中、マッシミリアーノ・アッレグリ率いるユヴェントスは日本時間16日にサッスオーロとの開幕戦に臨む。
主将の退団を忘れさせたディ・マリア&ポグバ
そんな中、ユーヴェOBで『ダゾーン・イタリア』の解説者を務めるバルザーリ氏が「Sunday Night Square」に出演。今夏、DFジョルジョ・キエッリーニやFWパウロ・ディバラらの退団後、MFアンヘル・ディ・マリアやMFポール・ポグバを獲得するなど大型補強を行った古巣について語った。
「ユーヴェは非常に重要な選手を何人か失った。主将のキエッリーニもチームを去ったが、補強は適切だったと言える。なぜならディ・マリアはずば抜けた選手だからだ。きっと極めて美しいプレーを見せてくれるだろう。一方でポグバの負傷は不運だった。昨シーズンのような1年を終えたのち、ディ・マリアやポグバの加入は熱狂をもたらし、退団したキエッリーニやディバラ、デ・リフトのことを忘れさせてくれた。チームが再出発する上で助けになったはずだ」
「だが加入直後に離脱してしまったことで、チームとしても確信が失われてしまった。ポールは、何でもこなせるクオリティと、ユーヴェに足りなかったパーソナリティを持ち合わせていた選手だが、これから1カ月、彼の不在が感じられることになるだろう」
ブレーメルの適応の行方
続いてバルザーリ氏は、キエッリーニやDFマタイス・デ・リフトが去った守備陣についても見解を示した。今夏、昨シーズンのセリエA最強DFグレイソン・ブレーメルが加入したが、古巣トリノでは3バックでプレーしていただけに、アッレグリ指揮下の4バックへの適応が懸念されている。
「マンマークの3バックで何年もプレーしてきたわけで、変化が求められることになる。頭の中で混乱がないはずがない。よく起こり得る話だ。またビルドアップの段階で足元にボールを持ってプレーする場面も出てくるだろう。(パートナーを組むレオナルド)ボヌッチなどは、他の多くのレジスタよりも足元の技術に優れているほどだ」
「しかしアッレグリは極めて賢い監督だ。選手の負傷離脱などでチームが小さな困難に陥った時、変化を加えて自信を取り戻させることができる。だから3バックへ移行する可能性も考えられるだろう。とはいえ、3バックは彼のシステムではない。(フェデリコ)キエーザの復帰を待ちつつ、現在のユーヴェにとって理想的でもある4-3-3でのプレーを望んでいるはずだ」
放送・配信予定
- ユヴェントス vs サッスオーロ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年8月16日(火)日本時間3:45
- 実況:中村義昭
- 会場:アリアンツスタジアム
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