今夏、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラをフリーで獲得して注目を集めたローマ。モウリーニョ指揮下で2年目を迎えるチームは、MFネマニャ・マティッチやMFジョルジニオ・ワイナルドゥムらも獲得して大幅な戦力アップを図り、15日のサレルニターナとの開幕戦へ挑むと、33分のMFブライアン・クリスタンテのゴールにより1-0で勝利を収めて白星スタートを切った。
注目のディバラは、1トップのFWタミー・エイブラハムの背後において、MFニコロ・ザニオーロとの同時先発でローマデビュー。イタリア代表MFとともにクオリティの高いパフォーマンスを示し、ゴールポストを叩く惜しいシュートも放った。モウリーニョは試合終了後の会見において、元ユヴェントスFWも含めたチームのプレーに満足感を示した。
「ディバラとザニオーロは『2、3点取れたはず』と言われるかもしれないが、私としては、2人とも並外れたパフォーマンスを見せてくれたと思っている。今日はチームのすべてが気に入った。もちろん3-0や4-0、5-0でリードして穏やかに過ごしたい気持ちもあるが、チームが1-0のスコアをコントロールする成熟度を見せてくれたことは良かった。たいていの場合、こうした試合は苦しめられたり、残念な結果に終わったりすることがあるが、今回はそれが起きなかった」
モウリーニョは、チームが1点のリードを守りきれた理由として、途中出場でデビューを果たした新戦力のマティッチやワイナルドゥムの存在を挙げた。
「マティッチやワイナルドゥムを投入したのは、試合を決めるためではなく、コントロールするためだった。我々はマンチェスター・シティやリヴァプールのように、途中出場で試合を決めてくれる選手を投入することはできないからね」
最後にローマ指揮官は、昨シーズンに残留請負人ダヴィデ・ニコーラの下で奇跡のセリエA残留を果たしたサレルニターナについて言及。1年前のチームとの違いを指摘した。
「今年のサレルニターナは昨シーズンと違う。以前よりも才能のある選手が多く、今日は今週チームに加わったばかりの選手も2人出場していた。今後、数週間のトレーニングを経て、どれほど進化するだろうかと想像できる」
(C)Getty Images
スピナッツォーラはフル出場に喜び
また昨夏のアキレス腱負傷以来、初めての公式戦フル出場を果たしたDFレオナルド・スピナッツォーラが、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じて語った。
「調子は非常に良い。これからもっと良くなるはずだし、幸せだ。ただ、ローマはクオリティがあるだけに、チームとしてさらに良いプレーを見せなければならない。昨年、(UEFAカンファレンスリーグの)タイトルを獲得したことで、ディバラのような経験とクオリティを兼ね備えた選手が加わった。きっとチームのレベルを引き上げてくれるはずだ。今年もチームが実力を示し、さらに成長できるかどうかは僕ら自身にかかっている」
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