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【コラム】進むべき道が正しいと証明するために。横浜F・マリノスが目指すはアジアの頂のみ|AFCチャンピオンズリーグ

【コラム】進むべき道が正しいと証明するために。横浜F・マリノスが目指すはアジアの頂のみ|AFCチャンピオンズリーグDAZN
【ACL・コラム】8月18日から埼玉で集中開催されるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区ノックアウトステージ。グループHを首位通過した横浜F・マリノスが、ラウンド16で敗退した2020年大会のリベンジを果たすべく、再びアジアの頂点を目指す戦いに挑む。
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結果で強さを証明することに価値がある

2022-08-17-ACL-Nakagawa(C)Getty images

2019年に15年ぶりとなるリーグ優勝を成し遂げて歓喜の瞬間を迎えたのが12月7日なら、翌年に6シーズンぶりに出場したACLのラウンド16で韓国の水原三星に敗れたのも、同じ12月7日だった。

2020年のACLは失意に暮れた印象の強い大会だが、内容としてはアタッキングフットボールをいかんなく発揮した。グループステージではKリーグの強豪・全北現代に2戦2勝を収めるなど、舞台が日本国内からアジアに変わっても自慢の攻撃力を維持できていた。

ACLで得た自信と手ごたえを武器に2021シーズンは川崎フロンターレに次ぐ2位となり、迎えた今季はここまで1位を快走中。異なるコンペティションでもチームとしての歩みは確実に連動しており、だからこそ結果で強さを証明することに価値がある。

今大会を迎えるにあたり、チームのリーダー格であるMF水沼宏太は明朗快活に言葉を発した。

「アジアの舞台でも自分たちのサッカーを貫き、横浜F・マリノスの強さを証明したい。今のチームにはACLというタイトルが必要なんです」

再び韓国王者の全北現代と同組となったグループステージでは、酷暑のベトナム開催に加えて中2日で6試合という過酷な戦いを乗り越え、4勝1分1敗の首位でノックアウトステージへ。疲労蓄積と負傷のリスクを軽減するためにターンオーバーせざるをえない事情が選手層に厚みを生み出し、チームが一段と力強さを増していくきっかけにもなった。

冒頭でも述べたように、今季は20年大会のリベンジの意味合いも強い。敗れた水原三星戦ではベンチから試合を見つめることしかできなかったDF小池龍太が当時を回想する。

「僕自身の力でACL出場を勝ち取った大会ではなかったですし、前年に所属していた選手のおかげで出場させてもらった大会でした。悔しそうにしている選手たちを見て、特にキー坊(MF喜田拓也)の顔が記憶に残っています。彼自身があの大会に懸けていたものやマリノスにタイトルをもたらしたいという気持ちが見えた試合後の表情でした」

「クラブにもうひとつ歴史を作りたい」

2022-08-17-ACL-kida-koike(C)J.LEAGUE

あれから1年8ヵ月以上が経ち、小池龍太自身の立ち位置は大きく変わった。押しも押されもせぬチームの中心選手となり、プレーヤーとしての進化は今年7月に日本代表デビューを果たしたことが動かぬ証左だろう。

水原三星戦に臨んだメンバー21人のうち、今季も在籍している選手は半数以下の10人。悔しさを知り、その鬱憤を晴らす意味でも、歴史を知る選手が果たすべき役割は大きい。

右サイドバックのレギュラーとして今大会に臨む小池龍太は「言葉を選ばなければ『お飾りじゃない』と思っています。僕自身、この大会でさらにF・マリノスに必要な選手となって、クラブにもうひとつ歴史を作りたい」と力強く宣言した。

そして主将の喜田も並々ならぬモチベーションで臨むひとりだ。自身がプロ2年目の2014年にもチームとしてACLに出場しているものの、出場機会はなし。それだけに意気揚々と臨んだ前回出場大会だったが、小池龍太の証言がショックの大きさを物語っている。

アンジェ・ポステコグルー前監督が就任した2018年以降、横浜FMは大きく姿形を変えた。それは見る側の視線に大きな変化をもたらしている部分もあるだろう。旗頭を務める喜田は何を思うのか。

「数年前までのマリノスを見る目と180度変わってきている。それはサッカーのスタイルとしてもチームカラーとしてもそう。クラブとしていい歩みをしているけど、それで満足しているわけではないのもいいこと。だからこそ分かりやすい結果につなげないといけない」

進むべき道が正しいことを証明するための方法は、たったひとつ。目に見える結果を残し、勲章を掲げるしかない。

クラブ史上最高成績のベスト16を超え、未踏の地へ。過去の経験を血肉に変えて、トリコロールが今度こそアジアの頂を目指す。

文・藤井雅彦

1983年、神奈川県生まれ。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、2006年からサッカー専門新聞『EL GOLAZO』の横浜F・マリノス担当を務め、現在はwebマガジン『ザ・ヨコハマ・エクスプレス』の責任編集としてチームに密着し続けている。著書に『横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史』、書籍の執筆・構成に『中村俊輔式 サッカー観戦術』、『サッカー・J2論』(すべてワニブックス)がある。

ACL東地区ラウンド16 対戦カード一覧

No.日時試合解説・実況
18月18日(木)
17:00
大邱
vs 全北現代モータース
DAZN
28月18日(木)
20:00
ヴィッセル神戸
vs 横浜F・マリノス
DAZN
38月19日(金)
17:00
BGパトゥム・ユナイテッド
vs 傑志体育会
DAZN
48月19日(金)
20:00
ジョホール・ダルル・タクジム
vs 浦和レッズ
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