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【コラム】5年ぶりのアジア制覇へ。浦和レッズは『声』という武器を携え3度目の頂上に挑む | AFCチャンピオンズリーグ

【コラム】5年ぶりのアジア制覇へ。浦和レッズは『声』という武器を携え3度目の頂上に挑む | AFCチャンピオンズリーグDAZN
【ACL・コラム】8月18日から埼玉で集中開催されるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区ノックアウトステージ。そのノックアウトステージを“ホーム・埼スタ”で戦うことのできる浦和レッズは、世界に誇れるファン・サポーターの“声”を後押しに5年ぶりのアジア制覇に向けてまずはラウンド16のジョホール・ダルル・タクジム戦に挑む。
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第一声はブーイング。それが「レッズのファン・サポーターらしい」

2022_08_18_Jleague_itoatsukiⓒJ.LEAGUE

あまりにも強烈な『声』だった。

2022年8月10日19時28分。思えばそれすらも前菜のようだった静寂の後、大音量の『浦和レッズ』コールと手拍子が埼玉スタジアムを包んだ。

浦和レッズのホームゲームとして初めて迎えた、声出し応援運営検証対象試合。2020年2月16日に行われたJリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節・ベガルタ仙台戦以来、約2年半ぶりに埼玉スタジアムに『声』が戻ってきた瞬間だった。

厳密に言えば、『浦和レッズ』コールは第一声ではなかった。正確な第一声は、ウォームアップを始めるためにピッチに入った名古屋のGKに対するブーイング。“最初の声はレッズのためにとっておく”という発想はサポーターにはなかった。いやむしろ、そのブーイングこそチームが勝つために必要なものだったのかもしれない。

育成組織出身であり、それ以前、幼少期からレッズのサポーターだった伊藤敦樹は、「最初がブーイングというところもレッズのファン・サポーターらしいと思いながら聞いていました」と笑った。

溜めていたエネルギーを爆発させるときが来た

2022_08_18_Jleague_mobergⓒJ.LEAGUE

8月19日、浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ2022ノックアウトステージラウンド16・ジョホール・ダルル・タクジム戦に臨む。

2019年の決勝以来、埼スタで戦うACLは、名古屋戦同様、収容率は50パーセント以下、声出し応援可能なエリアは前後左右を1席ずつ空けることになる。ただ、それでも他ならぬ埼スタでの声出し応援は間違いなくチームの後押し、武器になる。

2014年から在籍し、レッズであらゆる大舞台を経験してきた西川周作は、名古屋戦であらためてレッズのファン・サポーターの後押しの重要性を実感した。

「みんながホームで伸び伸びプレーできたのは、間違いなくファン・サポーターの方々の声の圧力のおかげだと思いますし、相手は非常にやりづらかっただろうと思います。逆に自分たちは背中を押してもらえました。この声で自分たちはプレーさせてもらっていたと蘇ってきました」

文字通りの『後押し』を感じたのは、子どものころに浦和から遠く北九州でテレビ越しに埼スタのスタンドを見て憧れていた大畑歩夢だった。大畑は声出し応援があることによる変化を問われると、「全然違いました」と即答し、次のように続けた。

「最後に走るところでファン・サポーターの方々の声援に後押しされてもう一歩行けると本当に実感しました」

大畑とは対照的に、子どものころにテレビで見た埼スタの雰囲気を「怖い」と感じていたのは小泉佳穂だった。しかし、その印象はもう、正反対なものへ塗り替えられている。

「それが味方になるとこんなにも頼もしいのか、というギャップで、名古屋戦は頑張れました」

名古屋戦後、選手とともに『We are Diamonds』を歌い終えたゴール裏を少し潤んでいるようにも映る目で最後まで見つめていたのは、ダヴィド・モーベルグだった。

声出し応援の必要性を「静かな中で指示が聞こえるより、このような応援の中でプレーすることを好む」と表現しながら、母国からイングランド、スコットランド、ノルウェー、チェコと渡り歩いてきたスウェーデン人アタッカーはこう話した。

「このような素晴らしい応援をするクラブの一員になれて本当に良かったと思います。(試合後に最後までスタンドを見ていたのは)本当に素晴らしい時間だと思ったので、自分の記憶に強く焼き付けようと思ったからです。(浦和のサポーターは)本当に特別な方たちだと思いました」

ある者はファン・サポーターの声にかつての熱を呼び起こされ、ある者は圧倒され、ある者は感動した。そして誰しも共通するのは、その声に背中を押され、この8ヵ月、あるいは2年半で出していた以上の力を出したということ。

そしてジョホール戦、レッズはファン・サポーターの『声』という武器を手にし、3年ぶりの決勝、5年ぶりのアジア制覇へ向けたリスタートを切る。

文・菊地正典

福島県出身。大学卒業後、サッカーモバイルサイトの編集・ライターを経てサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の記者として活動し、横浜FC、浦和、千葉、横浜FMの担当記者を歴任。2020年からはフリーランスとして活動している。著書に『浦和レッズ変革の四年 〜サッカー新聞エルゴラッソ浦和番記者が見たミシャレッズの1442日〜』、『トリコロール新時代』(ともにELGOLAZO BOOKS)がある。

ACL東地区ラウンド16 対戦カード一覧

No.日時試合解説・実況
18月18日(木)
17:00
大邱
vs 全北現代モータース
DAZN
28月18日(木)
20:00
ヴィッセル神戸
vs 横浜F・マリノス
DAZN
38月19日(金)
17:00
BGパトゥム・ユナイテッド
vs 傑志体育会
DAZN
48月19日(金)
20:00
ジョホール・ダルル・タクジム
vs 浦和レッズ
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