今夏、フランクフルトからボーナス含めて移籍金1500万ユーロ(約21億円)でユヴェントスへ加入したコスティッチ。背番号17番は、日本時間16日に行われたサッスオーロとのセリエA開幕戦の61分にDFフアン・クアドラードに代わってピッチに入り、新天地でのデビューを果たした。
そんな29歳のセルビア代表MFが『ダゾーン・イタリア』のインタビューにおいて、ユヴェントス加入の喜びを語ってくれた。半年前にユーヴェに加入した同胞のFWドゥシャン・ヴラホヴィッチとのエピソードも明かしている。
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「ユヴェントスは本当に特別なクラブだ。ドゥシャンからは、このクラブがどれほど重要であるかを聞いていたが、ここへ来てすぐに、その意味が分かったよ。世界を代表するビッグクラブの1つであるユヴェントスの一員となり、素晴らしい気分だ。光栄に思う」
「ドゥシャンも僕の加入をすごく喜んでくれた。それに母国語で話ができる誰かがいることは重要だと思う。ドゥシャンは、僕がチームに適応する上で大切な存在になるだろう。それに加えて彼はセリエA最強のFWだし、一緒にプレーができるなんて、幸運なことだ」
勝者ユヴェントスでタイトルを
4年間にわたって所属したフランクフルトでは、公式戦通算172試合に出場し、33ゴール65アシストをマークしたコスティッチ。昨シーズンは、MF鎌田大地やMF長谷部誠が所属するチームでUEFAヨーロッパリーグ(UEL)においても躍進を見せ、バルセロナなどの優勝候補を下して頂点に立った。セルビア代表MFは、古巣の足跡をたどりつつ、ユヴェントスでのタイトル獲得に意欲を燃やした。
「フランクフルトでは多くのアシストを記録したが、それは僕の役割として求められていたからだ。もちろんゴールを挙げるのも好きだが、僕のゴールが一番重要なわけではない。チームとして良いプレーをし、試合で勝利を収め、3ポイントを持ち帰ることが何よりも大切なんだ」
「フランクフルトはUELの優勝候補ではなく、ダークホースの存在だった。だから優勝できるなんて考えてもいなかったよ。試合日程は簡単ではなかったし、ビッグクラブとの対戦もあった。だがチームが結束し、持てる力をすべて出し切れたことで、最終的に偉業を成し遂げることができた。決して忘れることのできない感覚だよ。誇りに思っている」
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「今シーズンはまだ始まったばかりだが、ユヴェントスでもタイトルを獲得することができれば幸せだ。ユヴェントスは、数多くの王者たちがプレーしてきたクラブなので、常にリスペクトしてきた。本当に好きなところは、このクラブが勝者のDNAを持っているところだ。ユーヴェは常に勝利を収めてきた偉大なクラブだからね」
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