ウディネーゼとの開幕戦を4-2で制し、ホームで白星スタートを切ったセリエA王者のミラン。日本時間22日、敵地で難敵アタランタとの対戦に臨んだが、29分にMFルスラン・マリノフスキーのミドルシュートで先制点を奪われる展開となった。68分、MFイスマエル・ベナセルが1点を返したものの、ミランは1-1のドローに終わり、昨シーズンから続いていた連勝は「7」でストップした。
ミランの指揮官は試合終了後、『ダゾーン』のインタビューに応じると、選手たちのパフォーマンスに一定の評価を与えつつ、自身の見解を示した。
「私は満足している。相手にほとんどチャンスを与えることがなく、献身的なプレーが見られた。かつてはアタランタのプレスに苦しめられた時期もあったが、現在は簡単にパス回しができるようになった。今日は前半、積極的に縦へ攻撃を狙ったのは良かったが、後半、アタランタは戦い方を変え、より低い位置でプレーするようになった。我々はそこでもう少し落ち着いて我慢強くプレーするべきだった」
「だが試合を振り返る限り、選手たちを批判することは難しい。勝利を望んではいたが、今日は、メンタル、フィジカル、技術、戦術面において、素晴らしいパフォーマンスを見せ、収穫はかなりあった」
わずかに届かなかった勝利
ピオリは1点を追う展開の58分および66分の交代で、攻撃陣のメンバー4人を全員入れ替える決断を下した。
「良くなかったから交代させたわけではない。だがチームには他にも強い選手たちがいる。先発した選手たちは開幕から2戦目で60分まであれほどのインテンシティでプレーしてくれたわけで、(ジュニオール)メッシアスらFW勢は素晴らしいパフォーマンスだった。ただ、もう少しエリア内へ入ってくれると良かった。いずれにせよパフォーマンスには満足していたが、ポジションを修正する必要もあったため、攻撃陣を入れ替えた」
「勝利を収めるには、本当にあと少し足りなかった。(ディヴォック)オリギのドリブルや(アレクシス)サレマーカーズのクロスなど、数多くのゴールチャンスがあったが、本当にわずかな差でゴールに結びつかなかった。だがチームは、攻守両面において素晴らしいパフォーマンスを見せることができたように思う」
最後にミラン指揮官は、今夏の補強の目玉となった21歳のFWシャルレ・デ・ケーテラーレのパフォーマンスについて見解を示したほか、昨年12月からセリエAのピッチを遠ざかる33歳のシモン・ケアーのコンディションの回復を願った。
「シャルレは成長を見せている。非常に気に入った。だが加入したばかりなので、これからチームメートたちのことを知り、チームも彼のことを理解していかなければならない。彼はプレッシャーを受けても、ボールをキープできる素晴らしい能力を持っている。きっとチームに貢献してくれるはずだ。補強? 私はケアーがベストコンディションを取り戻すまでに、それほど時間を要しないことだけを願っているよ」
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