開幕戦から2連勝を飾り、指揮官シモーネ・インザーギの古巣ラツィオとのビッグマッチへスタディオ・オリンピコに乗り込んだインテル。40分、MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチのピンポイントフィードを受けたFWフェリペ・アンデルソンに先制点を奪われると、51分にFWラウタロ・マルティネスのゴールで一度は同点に追いついた。
だが終盤、FWルイス・アルベルトの豪快ミドルシュートやFWペドロの活躍によりさらに2点を奪われ、1-3と今シーズン初黒星を喫した。インテル指揮官は落胆を隠せない。
「つらい敗戦についてコメントしなければならない。負け方からして残念だ。ラツィオがどんなプレーを見せるかは分かっていた。相手のカウンターを制限し、カウンターは(チーロ)インモービレに1回許しただけだった。クオリティのある強豪を相手に試合は拮抗し、我々も全力で戦ったが、あのルイス・アルベルトのゴールで均衡が破られた」
「2点目と3点目は個人技でヨーロッパレベルのゴールだったが、1点目の映像を確認する限り、あのような失点はしたらダメだ。守備陣だけでなく、チーム全体が改善していかなければならない。1-1の段階では、我々も(デンゼル)ドゥンフリースのチャンスがあったが、もっと闘志と決意を見せなければならなかった」
「1つのエピソードを自分たちの有利に引き寄せるためには、あと少し努力が必要だったと言える。我々は多くのチャンスを作り出すなど、主導権を握っていたが、クオリティのある相手であっただけに、もっと頑張らなければならなかった」
(C)Getty images
FWロメル・ルカクの加入による影響からか、インテルはたびたび、ベルギー代表FWをターゲットにロングフィードで攻撃を急ぐシーンが見られた。インザーギは、「インテルがルカクに合わせるべきなのか、ルカクがインテルの戦い方に適応するべきなのか」を問われると、自身の見解を示した。
「ルカクは開幕から2試合、良いパフォーマンスを見せた。判断や采配のことよりも、敗戦自体を分析するべきだろう。敗戦の後は、采配やフォーメーションに目が行ってしまうが、もしあのドゥンフリースのゴールが決まっていれば、今ごろ別の話をしていたはずだ」
「ただ、今日のような敗戦を喫してはならない。ラツィオのような難しい相手との直接対決であり、もっと頑張る必要があった。それにルカクやラウタロなど攻撃陣に限らず、私はチーム全体にもっと多くを求めていた。とにかくこうした試合で勝ち切るには、もっと努力が必要だ」
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