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【インタビュー】ピッチでの対決を前に2人の親友が語る…ユヴェントスGKペリン&ローマDFスピナッツォーラ | セリエA

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【インタビュー】ピッチでの対決を前に2人の親友が語る…ユヴェントスGKペリン&ローマDFスピナッツォーラ | セリエA(C)Getty images
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのGKマッティア・ペリンとローマのDFレオナルド・スピナッツォーラが『DAZN(ダゾーン)イタリア』の独占インタビューで語ってくれた。

日本時間28日にアリアンツ・スタジアムでキックオフを迎えるセリエA第3節のビッグマッチ、ユヴェントス対ローマを前に、ピッチ外で「1 VS 1」が実現した。今シーズン、内転筋のトラブルで離脱したGKヴォイチェフ・シュチェスニーに代わってユヴェントスのゴールを守るGKマッティア・ペリンと、アキレス腱のケガから本格的な復帰を果たしたローマのDFレオナルド・スピナッツォーラが『ダゾーン・イタリア』の特番「1 VS 1」に出演した。

親友のペリンとスピナッツォーラ

ジェノアの下部組織出身で、昨夏からユヴェントスにおける2度目の挑戦に挑むペリン。対戦相手となるローマのスピナッツォーラやFWパウロ・ディバラは、元同僚でもあり、親しい仲にある。

「パウロは大切な友人だ。ユーヴェのチームメートとしてだけでなく、長年にわたって対戦相手としてもプレーしてきた。お互いをよく知っているし、素晴らしい関係を築いている。レオナルドは僕の親友で、家族ぐるみの付き合いがある。彼がトリノにいた時は同じマンションに住んでいたんだ」

ユヴェントスの下部組織出身のスピナッツォーラは、セリエBやアタランタへのレンタルを経て、2018-19シーズンにトリノへ帰還。ペリンのチームメートとして1年間を過ごした。

「そう、マッティアとは同じマンションに住んでいた。代表で出会って意気投合し、ユヴェントスで再会したんだ。彼と過ごした1年間は素晴らしかったよ。あの時はひざ十字じん帯のケガから復帰したばかりだったが、あれから3年が経ち、いろんな変化があった。ローマへと移籍し、EURO2020やUEFAカンファレンスリーグでの優勝を経験した一方、再びケガにも向き合った。激動の3年間だったよ」

Mattia Perin saluta i tifosi dopo il match di Coppa Italia tra Juventus e Fiorentina

モウリーニョ指揮下で頂点を目指すローマ

2019年夏にローマへ加入したスピナッツォーラは、クラブのフリードキン体制への移行やジョゼ・モウリーニョの監督就任、クラブ史上初のヨーロッパタイトルの獲得など、大きな節目を経験してきた。

「クラブは常に上を目指しているし、ここトリゴリアの環境は大きく変わりつつある。僕の熱意に変化? 僕は勝ち続けたい。それを実現できるよう願っている」

ディバラやMFニコロ・ザニオーロ、FWタミー・エイブラハム、MFロレンツォ・ペッレグリーニを擁し、“FAB(ファビュラス)4”と称賛されるローマの攻撃陣。スピナッツォーラは4人について自身の受けた印象を明かした。

「今年はプレーをかなり楽しめるはずだよ。4人は自分たちが偉大なクオリティを持っていることを自覚している。それと同時に、プレーを仕掛け、ゴールを決めてローマに勝利をもたらさなければならないという責任感も背負っているんだと思う」

そんなローマについて、ユヴェントスGKも警戒を強める。セリエA王者のミランやインテル、ナポリなどに加え、モウリーニョのチームもスクデット争いに絡んでくると予想する。

「もちろんローマも優勝候補だし、どのチームもスクデット争いから除外してはならない。今年は間違いなく素晴らしいシーズンになるはずだ。ナポリに関しては、チームのリーダーを失った一方、素晴らしい選手を獲得している。ミランはイタリア王者だし、インテルはセリエA最強の戦力を誇る。ラツィオは(マウリツィオ)サッリ指揮下で2年目を迎え、動きがオートメーション化した」

「ローマも信じられないような補強を実現した。補強を見る限り、優勝候補の一角と見て良いだろう。攻撃陣のメンバーを見ても、昨シーズンにタイトルを獲得したことを踏まえても、スクデット争いから除外することはできない。パウロをどうやって止めるべきか? それはレオナルドに聞いてみるべきじゃないかな」

当然、アッレグリ率いるユヴェントスも、2019-20シーズンを最後に遠ざかる王座の奪還を目指す。

「ユヴェントスはスクデットを目指している。監督もチームメートも言った通り、ここユヴェントスでは優勝しなければならないんだ。チームが再建中であることは事実だが、今年は昨シーズンの失敗を消化できたことを証明する場になるはずだ」

ユーヴェの第2GKを引き受けた意味

ジェノアでは、正GKを務めていたペリン。だが昨夏、再びユヴェントスへ戻り、シュチェスニーのバックアッパーを務めることを決めた。

「あれは野心的な決断だった。僕は長年、セリエAでプレーしてきたが、タイトルを目指して戦ったことも、重要な試合を経験したこともなかった。後悔とは言わないが、挑戦しなければ『なぜ真剣に挑戦しなかったのか』と考えるはずだ。ユヴェントスでは昨シーズン、優勝はできなかったが、これまでに未経験だったコッパ・イタリアやスーペルコッパの決勝でプレーすることができた。チャンピオンズリーグも経験できた。それに監督やチームメート、クラブからの信頼もある」

そんなペリンは過去に、アタランタの指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニからラブコールを受けたことや、ジョゼップ・グアルディオラ率いるバイエルン・ミュンヘンへの移籍話があったことを明かした。

「確かにアタランタへ移籍する可能性はあった。だが神様は僕がユーヴェに残ることを望んだんだ。後悔していること? 実は2014年にグアルディオラのバイエルン・ミュンヘンに移籍できるチャンスがあった。だがあの頃の僕はまだ20歳だった。現在の僕の頭があれば、バイエルンに移籍していただろうね」

ユーヴェの新戦力ディ・マリア

スピナッツォーラは、今夏のセリエAの新戦力の中で注目する選手を問われると、パリ・サンジェルマン(PSG)からユヴェントスに加入したアルゼンチン代表MFを選出。「(アンヘル)ディ・マリアだね、彼がレアル・マドリードでプレーして頃から好きだった」と明かした。

ユーヴェで同僚のペリンもディ・マリアについて言及。「アンヘルはものすごい選手だが、人間としても最高の人物だ。加入直後からチームに溶け込むために、あらゆる努力をし、適応に成功したんだ」と尊敬の眼差しを送った。

放送・配信予定

  • ユヴェントス vs ローマ
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2022年8月28日(日)日本時間1:30
  • 解説:細江克弥 実況:北川義隆
  • 会場:アリアンツ・スタジアム

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