ホームで行われたウディネーゼとの開幕戦で4-2と逆転勝利を収めたものの、前節はベルガモでアタランタと1-1の引き分けで終えたセリエA王者のミラン。日本時間28日に行われる第3節では、ここまで2戦2発のオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチを擁するボローニャをサンシーロに迎える。
ミラン指揮官は、前節のアタランタ戦を振り返りつつ、昨シーズンの4月の対戦でスコアレスドローに持ち込まれたシニシャ・ミハイロヴィッチのチームを警戒した。
「私が気にしているのはチームのメンタル状態だ。選手たちはアタランタ戦で良いプレーをしたことを自覚する一方、勝てなかったことに満足していない。勝利をつかむために足りなかった何かを、ボローニャ戦においては、見つけ出さなければならない。昨シーズン、ボローニャには勝利を阻まれたが、良いプレーに加えて勝利を収められるよう集中していきたい」
「守備面については、セットプレーからの失点などいくつかの点を改善する必要がある。失点を少なく抑えることが1つの目標だ。テオ(エルナンデス)は守備を練習? 練習は選手のクオリティを際立たせ、弱点を目立たなくするために行っている。テオは現在、守備のミスが少なくなり、途方もないレベルの選手になりつつある。だがさらなる成長を遂げることも可能だ」
補強の目玉がいよいよ先発デビュー?
続いてピオリは、チームの台所事情やボローニャ戦の先発メンバーについて言及。2018夏以降、クラブ最高額となる総額3500万ユーロ(約48億円)の移籍金で加わった今夏の補強の目玉、FWシャルレ・デ・ケーテラーレの先発の可能性を示唆した。
「シャルレは準備ができているようなので、彼の出番になるかもしれない。適応のための時間を少し与えたつもりだが、彼の学ぶスピードと意欲には驚かされた。きっと我々を満足させてくれるはずだ。それからFWでは、(ディヴォック)オリギまたは(オリヴィエ)ジルーが先発する」
「(ヤシーヌ)アドリのことは選手として非常に気に入っているが、強い選手が何人もいる中で判断を下さなければならない。現時点のチームの特徴を考えると中盤2枚の1人としてはイメージが湧かない。(シモン)ケアーの状態は非常に良い。彼はレギュラーの一員であり、まもなく先発するための準備も整うはずだ」
またミラン指揮官は、移籍市場において熱視線を浴びるポルトガル代表の23歳FWラファエウ・レオンについて語った。
「レオンは成長し続けることを考えなければならない。彼にはそれだけの潜在能力がある。チームでは協力的で熱意もある。移籍の噂に惑わされている様子もない。穏やかに決意を持って、進化を続け、レベルアップしていかなければならない」
放送・配信予定
- ミラン vs ボローニャ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年8月28日(日)日本時間3:45
- 実況:八塚浩
- 会場:サンシーロ
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