MFフヴィチャ・クヴァラツヘリアら新戦力の躍動により、開幕から2連勝を収めたナポリは、日本時間29日、フィオレンティーナとの敵地での一戦に臨んだ。しかしスパレッティのチームは幾度となく攻撃を仕掛けたものの、ヴィンチェンツォ・イタリアーノ率いるヴィオラの組織力に跳ね返され、スコアレスドローに終わった。
ナポリ指揮官は試合終了後、チームのパフォーマンスについて課題を述べたほか、61分、ジョージア代表MFに代わってピッチに入り、デビューを飾ったFWジャコモ・ラスパドーリを称えた。
「まず(ヴィクター)オシムヘンは、ボールを足元でコントロールすることができない。マンマークするフィオレンティーナに対してスペースを見つけることができないでいた。我々は最終ラインからの組み立ての判断もあまり上手くなく、何度もデュエルに負けてボールを失った」
「クヴァラは自分がボールを保持することに固執していたが、相手のフィジカルに苦しんでいた。一方、ラスパドーリの入り方は良かった。動きが上手く、味方のためのスペースを作り出していた。重心が低い上に反転するパワーがあるので、ラインの間で苦しむことなくボールを受けるのが上手い」
「昨シーズンと比較して選手の人数は変わらないが、よりフレッシュになった言える。だがこれから、退団した選手たちが持っていたような経験値やパーソナリティを取り戻していく必要があるだろう。ただ、アピールしようという気持ちを持った選手たちがやって来たことは、私にとってより刺激的になる」
オシムヘン売却ならC・ロナウド?
今夏の移籍市場の期限が迫る中、ナポリでは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの代理人による売り込みが報じられた。ナポリはエースのオシムヘンを売却した場合に限り、ポルトガル代表FWの獲得の可能性が開けるとみられている。
そうした中、前日会見においては「喜んでC・ロナウドを指導したい。(現時点で)交渉は何もないが、こうした人生のチャンスをあきらめる者は誰もいないはず」などと語っていたスパレッティ。試合後、改めてオシムヘンの売却およびC・ロナウドの獲得について問われると、自身の考えを示した。
「試合が多く、毎日、トレーニングを行わなければならないので、他のことを考えている時間はない。ただ、ナポリは選手たちについて、あらゆる状況を想定しているはずだ。私がここへやって来てから、常に選手全員が売却の対象になっていたくらいだ。もしどこかのクラブが、ナポリの選手の誰かに1億ユーロ(約138億円)を提示したとしたら、オファーを検討しないことは難しいだろう。だがこれは私の考えだがね」
ハイライト
関連記事
● 【インタビュー】カンナヴァーロが語るナポリ愛、大泣きしたパルマ移籍やマラドーナとの思い出 | セリエA
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。