昨シーズン限りで7シーズンを過ごしたユヴェントスに別れを告げ、ジョゼ・モウリーニョ率いるローマに新天地を求めたディバラ。元ユヴェントスの背番号10番は28日、ローマ移籍後、初めてアリアンツ・スタジアムのピッチに足を踏み入れた。
ディバラは1点を追う展開の69分、FWタミー・エイブラハムの同点弾のアシストを記録。1-1のドローへと持ち込み、モウリーニョのチームに重要な貢献を見せたが、そんな元ユーヴェFWの特別な一戦について、ピッチリポーターを務めた『DAZN(ダゾーン)イタリア』のダヴィデ・ベルナルディ記者が、その舞台裏の様子を伝えた。
アリアンツ・スタジアムでは、拍手で出迎えを受けたディバラ。ローマの得点シーンにおいては、古巣のホームで歓喜することはなく、サッカーボールにキスをし、ピッチの上に戻した。その後、77分に交代を命じられると、「やや驚きを見せた」ディバラ。だが「何らかのメッセージを発信しないように努めており、表情からはその心境をうかがうことはできなかった」とベルナルディ記者は振り返る。
また「ディバラには、交代時に大きな拍手が送られ、横断幕も掲げられた。ブーイングは少数だった」と伝えている。続けて「ディバラは、近年のユヴェントスにおいて最も愛された選手だった。(クリスティアーノ)ロナウドがいた時も、ロナウドより愛された選手だった」と強調した。
試合終了後、FKから美しい先制弾を記録したFWドゥシャン・ヴラホヴィッチとあいさつを交わしたディバラ。その直後に、元同僚のMFウェストン・マッケニーに呼び止められるも「あとで行く」と答え、現在の所属先である「ローマのチームメート全員とサポーターへのあいさつを優先していた」ほか、最後にヴラホヴィッチとユニフォーム交換を行ったことを、ベルナルディ記者は伝えている。
なおベルナルディ記者は、ヴラホヴィッチとディバラのFKにまつわる逸話も明かしている。
「ヴラホヴィッチは、FKの練習に熱心な選手だ。最後まで居残り練習をしている。だが昨シーズンはディバラもいたため、ディバラがウォーミングアップを終え、ロッカールームに戻った後にFKの練習をしているように見えた。良くないメッセージを発信したくなかったのだろう。昨日は、ウォーミングアップでFKが決まるまで練習を続けていた」
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