川崎フロンターレ 対 サガン鳥栖 の見どころ
本来は7月上旬に予定されていた対戦だが、サガン鳥栖にコロナ陽性者が多数出てしまいチーム活動の停止を余儀なくされてしまっていたため延期になっていた。そのため、約2ヶ月遅れのタイミングで今回実現。近年、高いインテンシティーがぶつかり合う面白い展開になることのこのカードが8月の最後に等々力陸上競技場で行われる。
ホームの川崎フロンターレは逆転優勝、そしてクラブ史上初の3連覇に向けて機運が高まってきている。
8月に入ってからのリーグ戦は3戦全勝。特に第24節の首位・横浜F・マリノスとの直接対決で劇的勝利を飾ったことが大きく、その後はアビスパ福岡と鹿島アントラーズを撃破した。この結果、首位との勝点差はわずか『2』。トリコロールの背中を完全に捉えた。
この3連勝を振り返っても横浜FM戦ではジェジエウが後半アディショナルタイムにヘディングシュートを叩き込み劇的な勝利を飾ると、“鬼門”になりつつあったアウェイでの福岡戦はマルシーニョがハットトリックを達成し大勝。再びホームに戻ってきて戦った鹿島アントラーズとの一戦では変貌を遂げようとしている鹿島に押し込まれる時間は長かったが、前半早々に家長昭博と脇坂泰斗がPKとFKから決めた2ゴールをきっちり守り切り、勝点3を積み上げた。
それぞれのゲームで勝ち方は異なるが、どの試合も川崎Fの勝負強さが際立ったことは間違いなく、ここに来て稀代の司令塔、大島僚太も戦線に復帰。リーグ終盤に向けてチーム状態は上向きである。
その流れで8月の最後にホームで迎え撃つのは鳥栖。運動量や切り替えといった走力や確かな技術とポジショニングを駆使したパスワークが武器のチームは難敵であること間違いないが、負けず劣らずの攻撃力と勝利への執念を前面に出し、勝点3を手にしたい。その先に、暫定とは言え5月以来の首位浮上が待っている。
一方の鳥栖は、金曜日に福岡との“九州ダービー”を戦い1-1で引き分けた。本音を言えばライバルとの一戦に勝ち切って帰って来たかったが、ゲーム内容もチーム状態も決して悪くない。川崎Fよりも準備期間が1日長いアドバンテージを生かし、万全の状態で乗り込んできたい。
ただ、気になるのは、ここ6試合負けなしであるがその内訳が2勝4分であるようにシーズン全体を見てもドローの数が多いこと。ここまで5敗はリーグ2位の少なさである一方、13引き分けはリーグ最多。終盤戦に向けては勝ち切る力を身に付けていきたい。
川崎Fから期限付き移籍中の宮代大聖が契約上の理由でこの試合に出場できないことは痛手だが中盤の核である小泉慶が出場停止から戻ってくることは朗報。相棒の福田晃斗とダブルボランチがどれだけ走り、どれだけボールを奪い、攻撃に転じる回数を増やすことができるかがゲームのカギを握る。
ここで勝点3を積み上げることができれば、勝点は40台に達し、3位以内に与えられるAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性もまだ残る。スタイル全開で王者に食らい付きたい。
31日の J1対戦カード一覧
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