33歳のデンマーク代表DFケアーは、昨年12月1日のジェノア戦で左ひざを負傷。前十字じん帯断裂によるリハビリ生活は長期にわたり、40歳のFWズラタン・イブラヒモヴィッチとともに、ミランの11年ぶり19回目のスクデット獲得をピッチ外で支えた。
そんなケアーがセリエA公式戦のピッチに戻ってきた。デンマーク代表DFは、プレシーズンのマルセイユ戦で8カ月ぶりに実戦へ復帰。その後、セリエA開幕から3試合をベンチから見守ったが、日本時間31日にマペイ・スタジアムで行われたサッスオーロ戦に先発すると80分間プレーした。9カ月ぶりとなる公式戦出場を果たした33歳DFは、自身の復帰を喜んだ。
「ピッチで何を思ったかって? 270日間は長かった。多くのトレーニングをこなし、多くの犠牲を払ってきた。ピッチへ戻れたことは、とてもうれしく思っている。これからチームに貢献していきたい。交代を要求したのは、肉離れを起こさないか心配で大事を取ったためで、僕は大丈夫だ。24歳の時だったら、こうした判断はしなかったと思う」
「試合中、調子は非常に良いように感じた。ただ、もっとコミュニケーションを取っていかなければならないね」
だがチームとして、ステファノ・ピオリ率いるミランは、サッスオーロ相手にゴールをこじ開けることができず、スコアレスドローに終わった。
「僕らは相手よりも良いプレーをしていただけに、勝たなければならなかった。サッスオーロが1ポイント狙いで全員後ろへ引いたことは、やや驚きだったと言える。チームはラストパスやフィニッシュにおいて、改善していく余地があるだろう。試合で見せた前線へのロングフィードは、かなり練習してきたものだ。だが強引だった時もあったかもしれない。もう少し状況を読み取り、コントロールしていく必要があるだろう」
最後にケアーは、試合中に負傷したDFアレッサンドロ・フロレンツィやサッスオーロのFWドメニコ・ベラルディを思いやった。
「あとはフロレンツィのケガが軽傷であることを願っている。それにベラルディもね。ベラルディはサッスオーロ最強の選手なので、長期離脱にならないことを望む」
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