前節のユヴェントスとのビッグマッチで1-1と引き分け、セリエA3試合を終えて2勝1分のローマは31日、昇格組のモンツァとスタディオ・オリンピコで対戦。ローマ加入後、初めてとなる得点およびドッピエッタ(1試合2得点)を決めたFWパウロ・ディバラの活躍などにより、3-0と勝利を収めて実力の差を見せつけた。
ローマの指揮官モウリーニョは試合終了後、自身の元で輝きを取り戻し、セリエA通算100得点目をマークしたアルゼンチン代表FWを絶賛した。
「ディバラには、昨シーズンにオリンピコで行われたユヴェントス戦において『君は素晴らしい青年だ』と伝えた。そして今日も同じ言葉をかけたら、お互いに笑顔になった。数カ月前まで対戦相手だったのだからね。チーム内で孤立する才能もいるが、パウロはチームと一緒にチームのためにプレーすることができる偉大な才能を持った選手だ。現在は不得手であるはずの守備面においても、素晴らしい仕事をしてくれている」
「彼を交代させた時、もう少しプレーしたがっていた。だが過去にケガを負い、ほとんど出場していない期間があったので、現在は出場時間を調整する必要があるだろう。パウロのコンディションは上がってきている」
「我々にとっても素晴らしいことだが、11月のワールドカップ(カタール2022)に向けてアルゼンチン代表のトッププレーヤーが1人増えるお祝いとして、(リオネル)スカローニにはワインボトルを数本プレゼントしてもらいたいくらいだ」
(C)Getty images
“モウリーニョのタミー”も躍動
続いてモウリーニョは、モンツァとの試合全体を振り返ったほか、得点はなかったものの、18分のディバラの先制点のお膳立てをするなどチームに貢献したFWタミー・エイブラハムを称えた。
「今シーズンで最高の試合? スコア上はそうかもしれないが、難しい試合だった。相手の方がボールを保持する時間が長く、プレスの仕方を変えざるを得なかった。モンツァは面白いチームだ。きっとこれから結果を出せるようになるだろう。ローマはもっとゴールを挙げることもできたはずだが、チームは落ち着いてバランスの取れたプレーを見せることができたので十分だ」
「ところでエイブラハムについて話をしておきたい。今日の彼は”私のタミー”だった。デュエルに勝利し、ボールを奪取し、ゲームを組み立てるために下がるなど、最高のプレーを見せてくれた。これこそ私が求めていた偉大なタミーだ。今日は100ゴール目を上げたパウロの夜だったが、タミーも最高だった」
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