2日、J1リーグ第28節で唯一のフライデーナイト開催となった北海道コンサドーレ札幌とセレッソ大阪の一戦は、ラストプレーに劇的な展開が待ち受けていた。
C大阪がペースを握った前半は、ホームの札幌が最終ラインでボールを動かし、ボールを握る時間こそ長かったが、C大阪がプレッシャーにいくところといかないところのメリハリをつけながら素早い攻撃で決定機を作っていく。
6分にはショートカウンターからFWアダム・タガートのシュートがバーを直撃し、41分には、味方との連係で最終ラインをブレイクしたMF為田大貴がゴール前にパスを送るが、相手に当たってシュートまで持ち込めない。前半は、C大阪が数多くのチャンスを作っていたものの、ペナルティエリア付近での精細を欠いてスコアレスで折り返す。
後半開始から韓国代表のFWキム・ゴンヒとMF青木亮太を同時投入した札幌が息を吹き返す。ただC大阪も、硬い守備から効率的にカウンターに繋げ、前半とは一転してハイテンポな展開になる。その中で78分、途中出場のMF中原輝の左足から放たれた鮮やかなゴールでC大阪が均衡を破るが、その7分後にはキム・ゴンヒが頭で合わせて札幌が同点。勝負の行方は、最終盤までもつれた。
そしてラストプレーとなった90+4分、劇的な展開が待っていた。C大阪がロングボールを送ったところを札幌が跳ね返したところのセカンドボールを拾い、素早くカウンターに移行。ペナルティエリア手前でMFスパチョークがDFを引きつけてラストパスを送ると、このボールを受けた青木が右足一閃。名手・GKキム・ジンヒョンが一歩も動けなかったシュートがゴールに吸い込まれ、札幌が土壇場で逆転に成功して最後に勝利を手繰り寄せた。
最後まで勝利を諦めなかった札幌が、勝ち点「31」に伸ばし、残留争いから一歩抜け出している。一方のC大阪は、シーズン初の連敗を喫し、上位追走とはならなかった。
■ 9月2日開催 結果
・J1第28節
札幌 2-1 C大阪
関連記事
● 【動画】攻撃は浦和が優位!?中盤の攻防がカギを握る!?鹿島VS浦和の注目ポイントを専門家が語る | Jリーグプレビューショー
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?