今回のJリーグプレビューショーでは、第28節からホームの鹿島アントラーズが、AFCチャピオンズリーグでファイナルに進んだ浦和レッズを迎え撃つ一戦をフォーカス。佐藤寿人氏と西川結城氏がそれぞれ試合の注目ポイントをそれぞれ挙げた。
まずは佐藤氏が挙げたポイントは、”背後をとる”。「攻撃のところでスイッチを入れる時に良い状態で相手の背中を取ることで、相手の守備陣は困るし、最終ラインの背後、そして中盤の背後、その背中を取るというところは両チームともにそういうプレーができる選手がいる」とポイントを解説する。
その上で佐藤氏が注目選手に挙げたのは、浦和の最前線に定着してきているFW松尾祐介だ。第23節・川崎フロンターレ戦でのゴールシーンを映像を用いて、「アンカー脇で起点を作る。そして攻撃のスイッチが入ったことで、より高いポジションに入っていき、最終的にはフィニッシュワークに繋げる」とプレーを解説。
さらに”浦和にあって鹿島にないもの”として挙げたのが、”幅を取る選手の重要性”だ。左にはMF関根貴大、右にはMFダヴィド・モーベルクが幅を取る浦和の攻撃は、「幅を取る選手がしっかりと幅を取りながら受けて、そこからまた中央に入っていく。クロスやボックス内にボールを入れていくことができるので、色んな攻撃の選択肢を浦和の方が持てているので、若干攻撃では浦和の方に分がある」と強調。この一戦のスコア予想では『2-1』で浦和の勝利を予想している。
続いて西川氏が挙げたのは、”はがせるか!つぶせるか!”というキーワード。その攻防のキーマンとして挙げたのが、浦和のMF岩尾憲と鹿島のMF仲間隼斗だ。
徳島ヴォルティス時代からリカルド・ロドリゲス監督のサッカーにおいて重要な役割を担う岩尾は、「浦和は2ボランチでやっているが、攻撃の時にはアンカー気味で降りる。相手のプレッシャーをうまく掻い潜って配給できる」と攻撃を組み立てる上では重要な存在。「ACLの全北現代戦でも韓国の選手たちの激しいプレッシャーを本当にうまく、剥がして配給して、今の浦和の攻撃における心臓になっている」とキーマンに推している。
一方で最近はトップ下で起用されている仲間については、「相手のビルドアップのキーマンをどんどん追いかけて激しく潰して、攻撃に繋げている」と前線からの守備で重要な役割を担い、ゴールも決めている前節・川崎F戦で、「アンカーのシミッチ選手に激しくプレスをかけて、そこを潰す役割を担っていた」ことを踏まえ、「岩尾選手のアンカーポジションを仲間選手が潰せるか。岩尾選手がそれを剥がせるか。この中盤の攻防がポイントになる」と言及。スコア予想では、「激しくスペクタルな展開になる」として『2-2』のドローと予想している。
勝ち点3を掴むのは、新体制の足場が固まった鹿島か、ACLファイナルに進んだ浦和か。今節の注目カードだ。
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