今シーズンもやってきた伝統の一戦、デルビー・デラ・マドンニーナ。昨シーズンは4回の対戦でそれぞれ1勝2分1敗と互角の勝負を演じたミラノの2クラブは、日本時間4日のセリエA第5節において、カルチョのスカラ座で再び激突する。
王座奪還を目指すインテルの指揮官インザーギは、昨シーズンの覇者ミランとの対決へ向けて意気込みを示した。
「インテルにとってダービーは非常に重要な一戦だ。このクラブやファンにとってどんな意味を持っているのかを理解している。チームは精神およびフィジカルの両面において回復し、良い状態で試合に臨めそうだ。最後の対戦(コッパ・イタリア準決勝セカンドレグ)では我々が3-0と勝利を収めたが、リーグ戦での最後の対戦(ミランが2-1で勝利)のことも忘れていない」
「ダービーとはそれだけで盛り上がる試合なんだ。選手たちも大きな意欲と偉大なパーソナリティを持って明日の一戦へ臨もうとしている。昨シーズンの上位2チームによる直接対決となるが、拮抗した試合になることが予想されるだけに、個々のエピソードやデュエルが決定的となる。こうした試合においては、モチベーションや振る舞いが違いを作り出すものだ」
今シーズンはセリエA4試合を終えて3勝1敗のインテル。指揮官の古巣であるラツィオに1-3で敗れた後には、厳しい批判も向けられた。
「ラツィオ戦での敗戦は大きな話題となったが、我々はインテルであり、チームの負けがニュースになるのは当然のことだろう。これまでに9ポイントを獲得してきたが、これから11月までの強行軍の中で、試合をこなすごとにコンディションが良くなっていくはずだ」
続いてインザーギは、インテルに戻ってきたばかりのエースFWロメル・ルカクの負傷状況について説明を加えた。
「ルカクは残念ながら負傷し、インターナショナルウィークの中断前までに復帰できるよう願っている。時間がかかるかもしれないが、チームのスタッフが早期の回復の実現へ努力してくれている。我々にとって大きな損失だが、開幕直後のこの時期はどのチームも多くの負傷者を抱えている」
(C)Getty Images
満足の今夏の補強
さらにインテル指揮官は、現地時間1日に幕を閉じた今夏の移籍市場について問われると、チームの補強に満足感を示した。インテルは移籍期間最終日、センターバックの補強としてインザーギの教え子であるDFフランチェスコ・アチェルビをラツィオから期限付きで獲得したほか、間際に移籍の可能性が囁かれたMFロビン・ゴセンスの残留を決定。また、パリ・サンジェルマンから熱視線を浴びた守備の主軸DFミラン・シュクリニアルもチームに残った。
「クラブは非常に良い仕事をしてくれた。重要な選手を引き留めることもでき、チームには非常に満足している。何より重要なのは、このチームの競争力であり、昨シーズンと同様にこのチームの実力を証明していきたい。どのチームが最強であるかは、ピッチが語ることになるだろう」
「アチェルビのことはよく知っている。経験豊かである上、私のやり方も理解している選手だ。代表でもプレーしている選手なので、チームに大きく貢献してくれるはずだ。(アンドレア)ラノッキアのように、ピッチ内外で重要な役割を果たしてくれるだろう」
「(ロビン)ゴセンス? インテルの環境に100%溶け込めている。昨シーズンは半年間離脱していたが、現在は決意を持ってトレーニングに取り組んでいる」
放送・配信予定
- ミラン vs インテル
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年9月4日(日)日本時間1:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(サンシーロ)
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