セリエA4試合を終えて2勝2分の王者ミランは日本時間4日、今シーズン初めてとなるミラノダービーへ挑む。昨シーズンは4回の対戦(リーグ戦2回、コッパ・イタリア2回)で、両チームともに1勝2分1敗の引き分けに終わったミラノダービー。ライバルのインテルが前節の勝利で勢いに乗る中、ピオリ率いるミランは2試合ぶりの勝利を目指す。
「明日の試合はまったく別物の試合になる。自分たちのアイディアにクオリティを添え、エネルギッシュに試合で表現していきたい。これこそ直接対決において、勝利をもたらしてくれるものであるはずだ。ミランは自分たちの実力試しをすることができる、こうした決戦を求めている。“お散歩”のような試合にはならないことは分かっているつもりだ」
「きっとデュエルの多い白熱した熱戦になるだろう。デュエルで勝利を収めたチームが試合を制する可能性が高くなるはずだ。重要なのは、試合までの道のりではなく、こうした試合でいかにしてプレーするかだ。我々は最高のプレーを見せるために、最大限の準備をしてきた」
「勝利をつかめるように努力したい。こうした一戦において、どちらが優勢ということはない。いくつかのエピソードが違いを作り出す可能性がある。相手も入念に準備をしてくるだろうが、それは我々も同じだ」
今夏、1年ぶりにインテルへ復帰したFWロメル・ルカクはケガの影響で離脱中。ピオリはシモーネ・インザーギのチームが昨シーズンのような布陣で臨むことを予想しつつ、警戒を強めた。
「明日、インテルは(ルカクが負傷でいない。このため、昨シーズンのメンバーでほぼ固めてくるはずだと考える。また(イヴァン)ペリシッチがいなくなったことで、チームの特徴に変化はあるかもしれない。だが、インテル自体の価値が変わるわけではない。(ロビン)ゴセンスや(フェデリコ)ディマルコがクオリティのあるプレーを見せるだろう」
(C)Getty Images
続いてミラン指揮官は、今夏の補強を終えたミランのトップチームについて、自身の見解を示した。
「いくつかのポジションにおいて、やや人数が多くなっているが、シーズンは非常に長く、厳しいものになるだけに、これで良いだろうだ。選手たちはやる気があり、試合に出場したり、レギュラーの座を勝ち取ったりするためには、奮闘していかなければならないことも分かっている」
「(シャルレ)デ・ケーテラーレは強い選手だ。ボールを保持した際に、チームメートたちが探すべき選手になっている。(セルジーニョ)デストはクオリティとインテンシティを持った選手だ。右サイドバックのポジション以外においても、起用する可能性があるかもしれない」
「一方、(アステル)ヴランクスは質と量を兼ね備えた興味深い選手だ。オリギについては、状態が良くなっているが、ベンチスタートになるだろう。それでも彼が復帰したことは非常に重要だ」
放送・配信予定
- ミラン vs インテル
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年9月4日(日)日本時間1:00
- 解説:細江克弥 実況:北川義隆
- 会場:サンシーロ(スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ)
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