前節のモンツァ戦では新加入のFWパウロ・ディバラが躍動し、3-0と完勝したローマ。日本時間5日、ウディネーゼとの対戦に敵地ダチア・アレーナで挑んだが、今シーズンから初めてセリエAで指揮を執るアンドレア・ソッティルのチームに大量4得点を奪われると、0-4で今シーズン初黒星を喫した。4点差での敗戦は、モウリーニョにとってセリエAにおけるキャリアで最悪のものとなった。
試合終了後、インタビューに応じたポルトガル人指揮官は、敵地での予想外の大敗について、自身の見解を示した。
「難しい試合だった。ウディネーゼはコンパクトに引いて守り、カウンターを仕掛けてくる。フィジカルが強く、こうした戦いに慣れている相手であるだけに、先制点を与えてはならなかった。そんな相手に失点すれば、困難に陥ってしまう」
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「立ち上がりは良く、ディバラの素晴らしいチャンスもあった。結果を別とすれば、彼がMVPだったはずだ。だがウディネーゼに、たびたびカウンターを仕掛けられ、危険なシーンを作り出されたり、ゴールを決められたりして、相手に主導権を握られてしまった」
「一方、ローマはチャンスを活かすことができなかった。ゴールポストに嫌われたシュートが入っていれば、別の展開になっていたかもしれない。相手の得点にオフサイドがあった可能性もあるし、我々にPKが与えられなかったシーンもあった。ただ、0-4で負けた時は、主審についてとやかく言えない。これが私の法則なんだ」
「0-1で4回負けるより、0-4で1回負けた方が良い。4回負ければ、3ポイントどころか、12ポイントを失うことになるからね。ただ、我々にとって厳しい敗戦であることに変わりはない。これも人生だ。だが明日になれば、また練習に戻り、(現地時間)木曜日には別の試合が待っている」
モウリーニョの嫌な予感が的中?
大差での敗戦に持論を展開したモウリーニョ。だが試合前、主審に関して嫌な予感があったことを告白。「主審の名前を見た時、ホームでプレーするウディネーゼにとって完璧な主審だと思ったよ」とこぼした。それでも大型補強を敢行し、強力メンバーが名を連ねるローマなら、「試合をひっくり返せるクオリティを持っていたはず」との指摘を受けると、自身の見解を示した。
「試合には相手がいる。試合の結果は、対戦相手や試合の展開にもよることだ。ウディネーゼは、守備固めをしてカウンターやセットプレーから得点を狙うなど、何もしないために全力を尽くしていた。ただ、同点に追いつけるチャンスでゴールを決めることができなかった上、大事な場面において、個人の大きなミスもあった」
「個人のミスとは言ったが、私のチームにおいてミスはすべてみんなのミスだ。厳しいが前へ進むしかない。現在10ポイントだが、他のチームもそんなものだ。自分たちの道を進んでいきたい」
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