月間MVP
J1：岩田 智輝（横浜F・マリノス）※初受賞
J1は、9月の全試合にフル出場し、攻守に渡って大車輪の活躍を見せたDF岩田智輝が受賞。8月に2ゴール3アシストをマークし、リーグ4連勝に導いて「フロンターレ逆襲の先導者」となったMF家長昭博だ。北條聡委員は、「安心、安全、安定の守りは格別」と守備面での貢献ぶりを高く評価した上で、「FC東京戦ではセットプレーからゴールまで奪う働き。その存在はまるで空母のようだった」と絶賛。本人は、チームメイトやスタッフへの感謝を述べた上で、「自分がMVPをもらえたということは支えてくれている妻もMVPだと思うので、そんな彼女にもMVPを贈りたいです！」と日常を支える妻への労いも忘れなかった。
J2：松本 大弥（ツエーゲン金沢）※初受賞
J2からは、9月にリーグトップの4得点の活躍で大きなインパクトを残したMF松本大弥が選ばれている。寺嶋朋也委員は、「ボランチからサイドハーフにコンバートされてポテンシャルが開花」と語り、得点のみならず、「ダイナミックな縦のランニングで存在感を放った」とオフ・ザ・ボールの動きも高く評価している。本人は、「正直自分がこの賞を受賞できるとも思っていませんでした」と驚きを隠さず、「決して自分1人の力だけではなく、チームメイトやスタッフ、ツエーゲン金沢を応援してくださる全ての皆さんの力があったからだと思います」と感謝を口にしている。
J3：内山 圭（藤枝MYFC）※初受賞
J3は、9月の全6試合のうち5度の完封に藤枝を導いた守護神の内山圭だ。この期間に脅威の95%というリーグトップのセーブ率を誇り、北條聡委員委員は、「危機を救うビッグセーブに加え、ライン裏のカバーも秀逸」とGKとしての能力を高く評価。また退場者を出した2試合で無失点に抑えた点も高く評価され、「数的不利となった試合でもチームを救うセーブを見せた」と活躍ぶりを讃えている。本人は、「J2昇格・J3優勝に向けて、残り7試合を勝つためにベストを尽くします！」と目標達成への抱負を語っている。
月間ベストゴール
J1：川村 拓夢（サンフレッチェ広島）※初受賞
J1から選ばれたのは、第28節・清水エスパルス戦の後半アディショナルタイムにハーフウェイライン手前から沈めた”超・長距離砲”だ。寺嶋朋也委員は、「一人退場者を出したチームを救い、そして5連勝を決定づけたアディショナルタイムのスーパーロングシュート」とゴールを絶賛し、「技術力、判断力も去ることながら、魂を感じさせた」と讃えている。本人はチームメイトの青山敏弘の名前を挙げ、「今から10年前、青山選手が同じく60mぐらいのスーパーロングシュートを横浜FM戦で決めました。当時、中学生の僕はエディオンスタジアム広島で観戦しており、「いつかこのスタジアムで同じロングシュートを決めたい」と目標の一つにしていました」と明かし、10年越しの夢を叶えるゴールとなったようだ。
J2：高井 和馬（レノファ山口ＦＣ）※初受賞
J2からは、第38節・ザスパクサツ群馬戦の61分に魅せた高難易度のアクロバティックな一撃が選ばれた。柱谷幸一委員は、「斜め後方からの高速クロスに体を倒しての超絶ボレーシュート」と絶賛し、「空間認知能力と空中でのボディバランスが素晴らしい」とストライカーとしての才能を高く評価している。本人は、「前貴之選手のクロスがシュート性の速いボールだったのでコースを変えようと思いあのようなシュートになりました。いまサッカーを楽しめていることで出せたゴールだったと思います」とゴラッソを振り返っている。
J3：ロリス ティネッリ（Y.S.C.C.横浜）※初受賞
J3からは、第26節・松本山雅FC戦での44分に仕留めた来日初ゴールが選ばれた。北條聡委員は、「突破からフィニッシュまでやり切った『ワンオペ』ゴール」と独特な言い回しで表現し、「左の大外から2人のDFをかわすドリブルワークも見事なら、GKの届かぬコースへ蹴り込む冷静さも光った」とプレーぶりを絶賛。本人は、「これからもゴールを決めてチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と抱負を語っている。
また9月度月間最優秀監督もあわせて発表。J1からは首位の横浜FMのケヴィン・マスカット監督が今季3度目、J2からはロアッソ熊本の大木武監督、J3からは藤枝MYFCの須藤大輔監督がそれぞれ２度目の受賞に輝いている。
月間MVP連動企画
10月16日（日）23時からDAZNで配信される『やべっちスタジアム』では、J1 MVPおよびベストゴール受賞者のインタビューが配信される。J2、J3受賞者のインタビューについてはDAZN YouTubeにて後日公開予定。さらに、KONAMIのＪリーグ公式モバイルゲーム「Ｊリーグクラブチャンピオンシップ」内でも表彰に際して企画が実施される。
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