セリエA5試合を終えて2勝3分で7位のユヴェントス。ミッドウィークに行われたUEFAチャンピオンズリーグ初戦でパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れ、公式戦3試合ぶりの勝利を目指す中、アリアンツ・スタジアムにサレルニターナを迎えた。
だが前半のうちに2点のリードを奪われるなど格下を相手に苦戦したユーヴェは、後半から猛攻を仕掛け、51分にDFグレイソン・ブレーメルのユーヴェ移籍後初ゴールで1点を返し、アディショナルタイムには、PKに失敗したボヌッチが自らこぼれ球を押し込んで同点弾をマーク。試合終了間際には、FWアルカディウシュ・ミリクの劇的ゴールでユヴェントスが逆転勝利を収めたかに思われたが、ゴールはVARにより取り消され、2-2のドローに終わった。
ミリクの幻のゴールシーンでオフサイドポジションと判定されたボヌッチは、不満を隠せない。自身のポジションについて弁解したほか、コーナー付近で高い位置を取っていたサレルニターナMFアントニオ・カンドレーヴァがVARにより見落とされていた可能性などを指摘。ゴールが有効であったと主張した。
「(相手GKルイジ)セペがあのボールに触ることはできなかったはずなので、僕のポジションは関係ない。それに加えてカンドレーヴァのポジションが考慮されなかったのではないかという疑念もある。カンドレーヴァがいたのに、僕がオフサイドだったなんてちょっと考えられない」
「VARがカンドレーヴァのことも見ていたことを願うよ。それに僕がアクティブでなかった話とは別に、サレルニターナのDFにはユニフォームを引っ張られてもいたんだ」
(C)Getty images
ジェットコースターのようなユーヴェ
さらにユヴェントス主将は、試合全体を振り返り、前半のチームのパフォーマンスに苦言を呈しつつ、今後の糧とするべきであると強調した。
「いずれにせよ、この試合から学べたことは多い。前半のようなプレーをすれば、どこにもたどり着けない。だが後半のようなプレーをすれば、セリエAにおいて自分たちの存在感をアピールすることができるはずだ。ここ2シーズンは、まるでジェットコースターのような試合を繰り広げてしまっている。こうしたことは起きてはならないように思う」
「どんなチームと対戦しても、相手に45分間をプレゼントしてはならない。ユーヴェにおいて唯一、重要なのは勝利なんだ。だがチームとして機能していないと苦戦してしまう。“試合に勝てるユーヴェ”の違いは、まさにメンタリティや、試合のどの瞬間においても1つのチームになろうとする意欲にあるのではないだろうか」
「ここ数年間で様々な変更があり、チームの若返りも行われた。チームはまだ、このユニフォームの重みを理解することに苦労しているように見受けられる。練習や試合において、全力を尽くさないことがあってはならない。今日の試合が教訓となることを願っている。ユーヴェは今日のような試合をしてはならない」
「中央の守備は強いが、サイドからの攻撃に弱い? 誰か個人のせいということはない。守備においては、お互いを助け合わなければならないんだ。全員が攻撃に参加し、全員が守備に参加しなければならない。今日は簡単に2失点してしまったが、全員がお互いを助け合えるようにしていきたい。これから成長していかなければならない」
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